アキグミとは?その特徴や利用方法をご紹介!食べられる?

アキグミとは?その特徴や利用方法をご紹介!食べられる?

アキグミの花は春に咲き、名前に秋とあるように果実は秋にできます。果実はサクランボに似ておりかわいい形で、生でも食べられます。枝はとげ状の部分があり、樹皮は灰黒色をしています。アキグミの特徴や食べる利用法、その成分効果について紹介します。

記事の目次

  1. 1.アキグミとは?
  2. 2.アキグミの特徴
  3. 3.アキグミの名前の由来
  4. 4.アキグミの仲間
  5. 5.アキグミの利用法
  6. 6.アキグミの成分
  7. 7.アキグミの薬効
  8. 8.まとめ

アキグミの利用法

出典:写真AC

アキグミに限らずグミの全般の果実の利用法です。グミはしっかり熟さないと、渋味が残ります。濃い赤の果実を選びましょう。熟した果実は触ると少し柔らかいです。果実から伸びている軸が緑色のものが新鮮です。

食べる方法①生

グミの果実を一度生で食べることをおすすめします。グミの果実は皮が薄いので、皮のまま丸ごと食べられます。サクランボのように、かわいらしい形なのでアイスやケーキのトッピングとしのせてもいいです。

食べる方法②ジャム

グミの果実がいっぱいあるときは、ジャムにしてみてください。グミの果実はさっと茹で、裏ごしして種を取りピューレ状にします。ピューレに砂糖とレモン汁を加えて煮詰めます。とろみがついてきたら瓶などの容器に入れましょう。渋味が強い感じたときはヨーグルトと一緒に食べると渋味がやわらぎます。

食べる方法③ソースやドレッシング

グミの果実は枝を取り除き茹でます、裏ごしをして種を取りピューレ状にします。アイスクリームなどにソースとしてかけて食べるとおいしいです。サラダのドレッシングとして利用することもできます。オリーブオイルや塩、レモン汁などを加えて作ります。

食べる方法④ジュース

グミの果実を牛乳かヨーグルトと一緒にミキサーにかけると、スムージーができあがります。生より冷凍した果実を使うほうがおすすめです。グミの果実をピューレ状にしたものを炭酸で割り、シロップを加えます。すっきりとした、グミの果実ソーダができあがりです。

食べる保存法

冷蔵保存

グミの果実は乾燥に弱いので、収穫したらビニールやポリの袋に入れ乾燥から守ります、冷蔵庫の野菜室で保管して、1週間を目安に早めに食べることをおすすめします。

冷凍保存

グミの果実をジャムやソースに使用したいときは、フリーザーバッグで生のまま冷凍をおすすめします。果実の軸を取り除きそのまま冷凍庫へ、凍ったあとフリーザーバッグに移します。解凍は自然解凍してください。

アキグミの成分

出典:写真AC

アキグミに限らずグミの全般の成分の紹介です。グミの果実には抗酸化作用のある成分がたくさん含まれています。食べることにより、生活習慣病の予防やアンチエイジングにも期待できます。

成分①ビタミンE

グミは果実の中ではトップクラスの、ビタミンEが豊富に含まれています。強い抗酸化作用で、活性酸素をおさえ身体の中の不飽和脂肪酸の酸化を防いでくれます。動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病の予防につながるとされています。

成分②βカロテン

カロテンもまた抗酸化作用があり、皮膚や粘膜の細胞を正常に保つと共に、免疫力を高める働きがあります。動脈硬化の予防や美容面でも効果が期待できます。

成分③リコピン

グミの実の赤い色はトマトと同じリコピンの色です。これもまた抗酸化作用が強い成分で、トマトの7~17倍の量になります。リコピンには老化防止効果があります。

成分④カリウム

カリウムの働きは、高血圧の原因となる取りすぎたナトリウムを汗や尿と一緒に身体から出してくれます。体内のナトリウムのバランスを取って、高血圧の予防を手助けしてくれる成分です。

成分⑤葉酸

葉酸は、緑の葉に多く含まれるビタミンです。葉酸が不足すると、貧血になりやすく、特に妊娠中の女性には欠かせない成分になります。新しい赤血球や細胞を作り出すために葉酸が必要となります。

成分⑥パントテン酸

パントテン酸は別名、ビタミンB5とも言います。パントテン酸の役割は糖質、脂質、たんぱく質の代謝とエネルギーを作る酵素を助けます。ほかには、 血液中の善玉コレステロール、ホルモン、免疫抗体などを合成し、動脈硬化を予防してくれます。

アキグミの薬効

出典:写真AC

アキグミ身体効果のある植物です。採取した枝、葉、果実はそれぞれ分けよく水で洗います。枝と葉はしっかり乾燥させます。果実は水気をしっかり切ります。

利用①果実

はちみつ漬け

アキグミの果実は咳止めの効用があります。洗った果実をはちみつに漬けます。はちみつの量は果実の2倍で、2~3カ月後には、はちみつ漬けの完成です。

果実酒

アキグミの果実をグミ酒にしても、咳止めの効用があります。洗った果実をホワイトリカーと氷砂糖と一緒に漬けます。ホワイトリカーの量は果実の2倍で、2~3カ月後にはグミ酒の完成です。鮮やかな赤色のお酒になります。

利用②葉

アキグミの葉は呼吸器系に効き、ぜんそくを鎮める効用があります。煎じ葉を作るには、500ccの水に10gの葉をを入れ、火にかけます。沸騰後とろ火で水が半量になるまで、約50分煎じます。

利用③枝

アキグミの枝は心臓に効用があります。葉を煎じる方法と同様に、煎じ枝を作ります。500ccの水に10gの枝をを入れ、火にかけます。沸騰後とろ火で水が半量になるまで、約50分煎じます。枝にはとげがあるので気をつけてください。

利用④生薬

アキグミの生薬名は「牛ダイ子(ぎゅうだいし)」です。使用箇所は果実で、秋に赤く熟した果実を日に干して乾燥させたものを利用します。食べると咳と下痢に効果があります。

まとめ

出典:写真AC

アキグミはその名前のとおり、果実の時期は秋です。アキグミは園芸種ではないため、果実を手に入れることが難しいですが、抗酸化作用の効果があり、生活習慣病の予防や美容面で期待できるので、機会があれば、ぜひ食べてみてください。

11bee
ライター

11bee

ハーブやアロマ、ハンドメイドが好きです。日々の暮らしが豊かになりますように。

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