ハーブ栽培の基本講座！知っておくべき3つのコツと初心者向け品種17選！

春は、その穏やかな気候からハーブ栽培に適している時期です。家庭菜園やガーデニングはもちろん、プランターでベランダ栽培や室内栽培に適しているものも多いことから、初心者におすすめです。ここでは、春の栽培に適したハーブを6つ紹介します。

ローズゼラニウムは、清々しい香りが魅力です。黄緑色の葉と白やピンク色の花のコントラストも美しく、強い性質で手軽なプランター栽培でもよく育ちます。とても生育旺盛のため、寄せ植えの際には、増えすぎないよう注意が必要です。

「ローズゼラニウム」は、日当たりがよい場所を好みます。耐湿性に乏しいため、やや乾燥気味に栽培しましょう。土の表面がしっかり乾いてからたっぷりと水を与えます。

ワイルドストロベリーは、小ぶりな実が特徴です。別名「エゾヘビイチゴ」と呼ばれ、野生化し日本の寒冷地などでも見られます。食用イチゴをそのまま小さくした見た目は愛らしく、葉はハーブティーとして飲用できます。

ワイルドストロベリーは耐寒・耐暑性に優れています。野生化するほど丈夫なため環境は選びませんが、過度の湿地や日陰では実付きが悪くなります。日当たりを確保できない場合は、半日陰程度に留めましょう。

ラベンダーは、紫色の花が魅力です。優し気な紫色の花と心地よい香りにファンも多く、人気があります。北海道富良野のラベンダー畑が有名ですが、環境がよければ大株になり見ごたえがあります。

ラベンダーは耐暑・耐湿性に乏しいハーブです。育てる環境も高温多湿は避け、風通しのよい場所にしましょう。湿気は苦手ですが、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりしてください。

チャイブは、日本人にもお馴染みのネギの仲間です。見た目も万能ねぎのように、細長く濃い緑色です。味もネギによく似ていますが、辛みは抑えられており、魚料理や卵料理によく使われます。

チャイブは、暑い時期特有の強い日差しが苦手です。葉が固くなるため、家庭菜園など地植えの際には植え付け場所に注意しましょう。プランターで寄せ植え、ベランダ栽培などもおすすめです。しかし、乾燥が苦手のため水切れにも注意が必要です。

ローリエは「ゲッケイジュ」の名でも知られる常緑の樹木です。ハーブは草花に分類されるものが多いのですが、樹木に分類されるローリエは、生垣などの庭木としても親しまれています。葉は、フレッシュのときよりも乾燥させたほうがより強く香り、煮込み料理によく使われます。

ローリエは丈夫で環境を選ばず、地植えの場合、半日陰程度でも十分育ちます。特別な栽培のコツなどはなく、水やりも植え付け後、数年経っているものは基本的に必要ありません。

レモングラスは、剣状の葉が特徴のハーブです。名前のとおり果実のレモンのような爽やかな香りがあり、タイ料理のトムヤムクンやハーブティーなどに使われます。

レモングラスは、熱帯原産のため乾燥には弱く、育てる際には注意が必要です。条件がよいと草丈100cm以上の大株になります。プランターや鉢でも十分栽培できますが、暑い時期には乾燥させないように注意し、こまめに水やりをしましょう。