ハーブ栽培の基本講座！知っておくべき3つのコツと初心者向け品種17選！

夏は、春に次いでハーブ栽培に適した時期です。暑い時期特有の湿気や強い日差しが苦手なハーブもあり、栽培には少々コツがいります。しかし、大きく成長するものが多く、種類も豊富なのが特徴です。日陰になるベランダで鉢植えで育てたり、昼間は室内に移動させたりするなど工夫してみましょう。

カモミールは、白い可憐な花が魅力のハーブです。主にハーブティーなどで楽しめ、愛らしい花姿から広く親しまれています。

カモミールは、日当たりと水はけのよい環境を好みます。基本的に丈夫で簡単に栽培できますが、水切れには注意が必要です。こぼれダネで増えるため、家庭菜園などで増えすぎを避けたい方は、プランター栽培をおすすめします。

バジルは、定番のハーブの1つとして親しまれています。瑞々しい葉はピザなどのイタリア料理に頻繁に使われ、クセの少ない食欲そそる味が魅力です。

バジルは、主にアジアを原産とするハーブです。乾燥が苦手ですが、蒸れも苦手です。風通しのよい場所で管理し、特に暑い時期の水やりは極力こまめに行います。タイムなどと寄せ植えにして、室内で栽培すると料理の際にも便利です。葉や茎は使う分だけ摘み取り、フレッシュなものを味わいましょう。

タイムはフランス料理などには欠かせないハーブです。小さな葉と香りが特徴でスパイスとしても広く知られており、ほふく性のものは地植えにすればグランドカバーにもなります。

タイムは、地中海原産のハーブです。耐乾性に優れ、湿気が少々苦手なため、地植えで育てる場合は風通しのよい場所を選びましょう。寄せ植えも可能ですがほふく性のものは避け、直立のものを選びましょう。水やりは、土の表面が乾いてからたっぷり行います。

アメジストセージは、ベルベットのような紫色の花が魅力のハーブです。ハーブですが薬効などはなく、ライン状にたくさんの花を咲かせることから、主に観賞用として栽培されます。

アメジストセージは、日当たりのよい場所を好みます。蒸れは苦手なため、風通しをよくしましょう。水やりは、根がしっかりとはっていれば基本的に必要ありません。根がはるまでは、土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。また草丈100cm程に成長するので、家庭菜園や庭植えの場合は広い場所がおすすめです。

レモンバームは、果実のレモンのような香りが特徴です。そのフレッシュな香りを活かし、ハーブティーやお菓子の香料などに使われます。西洋医学では鎮痛・鎮静効果が期待されています。

レモンバームは、耐寒・耐暑・耐湿性に優れているハーブです。丈夫で初心者でも簡単に育てられますが、暑い時期特有の日差しは葉の変色の原因になるため注意が必要です。寄せ植えも可能で、鉢植えの場合、暑い時期は室内に退避させるなど工夫しましょう。

フェンネルは細く繊細な葉と茎が、主に魚料理に使われるハーブです。黄色い小花が特徴でこぼれダネでもよく増え、家庭菜園での栽培も人気です。

フェンネルは生育旺盛でよく育ちます。湿気が少々苦手のため、日当たりと水はけのよい場所に植え付けましょう。水やりは、暑い季節は土の表面が乾いたらたっぷりと、寒い季節はやや乾かし気味に行います。