ユキノシタの育て方
ユキノシタは、庭や鉢植えで育てることができます。しかも、その育て方はとっても簡単です。ここでは、ユキノシタの育て方を紹介します。
育て方①置き場所・栽培場所
ユキノシタは、湿った半日陰の場所を好む植物です。そのため、植える場所は樹木などの下がベストです。日当たりがよすぎる場所や乾燥している場所では育たないこともあるので注意が必要です。鉢植えにする場合でも、日当たりのいい場所ではなく日陰に置いてあげましょう。
育て方②水やり
地植え
ユキノシタはやや湿った環境を好みます。地植えの場合は、植えた場所にもよりますが湿った場所に植えてあれば水やりはほとんど不要で、雨の水だけで大丈夫です。夏場は、乾燥が続くこともあるので土の様子を見ながら適宜、水やりをしてください。
鉢植え
鉢植えの場合も、地植えの場合とほとんど変わりませんが、地植えのときよりは土の様子を見るようにしましょう。土の表面が乾いているようであれば、たっぷりと水やりをしてください。夏場は水切れを起こすこともあるので注意が必要です。
育て方③肥料
ユキノシタはほとんど肥料を必要としません。そのため、肥料を与えるのではあれば、元肥として用土に緩効性化成肥料を混ぜておきましょう。追肥は、春と秋に行いますが、ユキノシタの様子次第では追肥はしなくても大丈夫です。追肥をする場合は、株元に緩効性化成肥料をまきます。逆に肥料が多すぎると、徒長してしまうので肥料の与えすぎには注意が必要です。元気がなくなったな、と様子を見ながら肥料を与えるのがポイントです。
育て方④管理の仕方
花が咲いた後の管理
ユキノシタは、花が咲いたあと枯れ始めたら花茎から切り取ってしまいます。同じく、枯れた葉を見つけたら切り取ってください。これらの枯れた花と葉はカビの原因になります。そのため、枯れたものは切り取ってしまうことがポイントです。
夏場の管理
夏場は気温が高いため、乾燥と水切れに注意が必要です。ユキノシタは寒さに強いですが、暑さには強くありません。そのため、水切れや乾燥を起こすと枯れてしまうこともあります。特に鉢植えの場合ですと、地植えよりも水切れを起こしやすいので夏場の水やりは注意が必要です。
育て方⑤増やし方
増やし方は種子で増える方法と、走出枝から増える方法があります。ユキノシタに適した環境であれば、走出枝をどんどん伸ばしていくので、走出枝が土に触れた部分から根を伸ばしていき、まるで群生しているかのように増えていきます。
鉢植えでの増やし方
鉢植えで増やしたい場合も、走出枝で増やしていきます。ユキノシタを植えてある鉢の隣に、土を入れた鉢を置きます。そうすることにより、走出枝が隣に置いた鉢に伸びていき、土に触れたときに根をおろしていきます。この根がきちんと根付いたら伸びてきた走出枝を切ってしまえば、隣に置いた鉢も独立して使えるようになります。
ユキノシタが増えすぎてしまった
環境さえ整っていれば、ユキノシタはどんどん増えていきます。群生しているユキノシタも圧巻ではありますが、増えすぎて困るということもあるかもしれません。その場合は、増えすぎたユキノシタを引っこ抜いてしまいましょう。ユキノシタは根を浅くはるため、簡単に引っこ抜くことができます。
まとめ
ユキノシタは、上側と下側の花弁の長さが違うという特徴的な植物です。育てやすく管理も楽です。しかし、ユキノシタは環境さえ整っていればあっという間に増えていく植物でもあります。増やしたくない場合は適度な管理が必要になります。ぜひ、ユキノシタを育てて楽しんでくださいね!花が咲いたときには、花弁の長さの違いも見て楽しんでください。
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ユキノシタは水はけの悪い土を嫌います。鉢やプランターに植える場合は、鉢などの底に水はけをよくするためにゴロ石を入れてあげるのがおすすめです!