ポポーの育て方!植え付けから実をつけるまでの基本的な管理の仕方は?

ポポーの育て方!植え付けから実をつけるまでの基本的な管理の仕方は?

ポポーは病害虫に強く、育て方も簡単であっという間に実がなります。家で熱帯果物の味を楽しめるのです。そんなポポーの実がなるまでの育て方や、増やし方、育てる際の管理、それぞれを詳しく解説します。家庭でもポポーの栽培にチャレンジしてみましょう。

記事の目次

  1. 1.ポポの木とは
  2. 2.ポポーの実がなるまでの育て方
  3. 3.ポポーの管理のコツ
  4. 4.ポポーの増やし方
  5. 5.ポポーがかかりやすい病害虫
  6. 6.まとめ

ポポーの管理のコツ

Photo byKateCox

ポポーの実がなるよう、季節ごとに適切な管理をしましょう。

置き場所

ポポーは、日当たりがよい場所で育てましょう。実生から育てる場合、はじめの1~2年間はまだ紫外線に弱く、直射日光が当たらない場所で育てます。枝が柔らかく折れやすいため、強風が防げる場所がよいでしょう。

水やり

鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら底から水が流れるくらい水やりをします。庭植えの場合で、夏の日照りが続いたときは水やりをし、それ以外は必要ありません。幼木のころは水枯れしやすいため注意しましょう。

摘果

1カ所に複数の実が房状になることが多いポポーは、摘果することで実を大きく育てられます。葉がおよそ10枚につき1つ摘果しましょう。

剪定

樹高が高く育つため、冬に剪定して高さを調整しましょう。植え付け後、樹高が50cmに育ったら切り取ります。2年目までは剪定せずそのまま伸ばし、休眠期の冬の季節になったら剪定してください。混み入っている枝を剪定して風通しをよくします。広がりすぎないように、枝先を落としましょう。花芽は枝の中ほどにできるため、誤って切り落とさないように注意します。根元から生える台芽は必ず取り除いてください。

管理のコツ

  • 剪定をして、樹高や枝の広がりを調整し、摘果をして実を大きく育てる

ポポーの増やし方

ポポーの増やし方には、挿し木、種、接ぎ木、根挿しの方法があります。しかし、挿し木は成功する確率が低く、その他の方法で増やしたほうがよいでしょう。

収穫した果実の種から増やす場合は、まず種の汚れを落とし、カビを発生させないようにします。次に、濡れた紙に包みビニール袋に入れ、発芽させるために冷蔵庫で保管します。気温が25℃以上になったら種まきをして増やしましょう。万が一、保管中にカビが発生した場合は、水で洗い流せば大丈夫です。

接ぎ木

接ぎ木は3~4月、8月に行います。台木は若く強い枝を水平に切り、形成層が見えるくらい切り込みを入れます。穂木は斜めに切り、形成層が見えるくらい削りましょう。穂木を台木に挟み込み、台木と穂木をテープで固定したら接ぎ木の完成です。固定するときに枝が乾燥しないよう、しっかりと密封しましょう。

根挿し

根挿しは3月に行います。根挿しとは、地下茎を2~3節切り取り、一部が出るように斜めに土に挿す方法です。若い株の根から取ると活着がよいでしょう。

ポポーがかかりやすい病害虫

Photo byWikimediaImages

ポポーの枝葉には殺虫成分が含まれています。そのため、病気や害虫の被害に遭いにくいです。無農薬で育てられるのもポイントです

まとめ

Photo bystevepb

ポポーは初心者でも育てやすく、病害虫にも強いため、安全に無農薬で育てることが可能です。ぜひ育てて、おいしいポポーの実を食べてみてくださいね。

shirayuri7
ライター

shirayuri7

栗の木を育てています。美味しい栗を収穫したいです。

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