ポポーの管理のコツ
ポポーの実がなるよう、季節ごとに適切な管理をしましょう。
置き場所
ポポーは、日当たりがよい場所で育てましょう。実生から育てる場合、はじめの1~2年間はまだ紫外線に弱く、直射日光が当たらない場所で育てます。枝が柔らかく折れやすいため、強風が防げる場所がよいでしょう。
水やり
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら底から水が流れるくらい水やりをします。庭植えの場合で、夏の日照りが続いたときは水やりをし、それ以外は必要ありません。幼木のころは水枯れしやすいため注意しましょう。
摘果
1カ所に複数の実が房状になることが多いポポーは、摘果することで実を大きく育てられます。葉がおよそ10枚につき1つ摘果しましょう。
剪定
樹高が高く育つため、冬に剪定して高さを調整しましょう。植え付け後、樹高が50cmに育ったら切り取ります。2年目までは剪定せずそのまま伸ばし、休眠期の冬の季節になったら剪定してください。混み入っている枝を剪定して風通しをよくします。広がりすぎないように、枝先を落としましょう。花芽は枝の中ほどにできるため、誤って切り落とさないように注意します。根元から生える台芽は必ず取り除いてください。
管理のコツ
- 剪定をして、樹高や枝の広がりを調整し、摘果をして実を大きく育てる
ポポーの増やし方
ポポーの増やし方には、挿し木、種、接ぎ木、根挿しの方法があります。しかし、挿し木は成功する確率が低く、その他の方法で増やしたほうがよいでしょう。
種
収穫した果実の種から増やす場合は、まず種の汚れを落とし、カビを発生させないようにします。次に、濡れた紙に包みビニール袋に入れ、発芽させるために冷蔵庫で保管します。気温が25℃以上になったら種まきをして増やしましょう。万が一、保管中にカビが発生した場合は、水で洗い流せば大丈夫です。
接ぎ木
接ぎ木は3~4月、8月に行います。台木は若く強い枝を水平に切り、形成層が見えるくらい切り込みを入れます。穂木は斜めに切り、形成層が見えるくらい削りましょう。穂木を台木に挟み込み、台木と穂木をテープで固定したら接ぎ木の完成です。固定するときに枝が乾燥しないよう、しっかりと密封しましょう。
根挿し
根挿しは3月に行います。根挿しとは、地下茎を2~3節切り取り、一部が出るように斜めに土に挿す方法です。若い株の根から取ると活着がよいでしょう。
ポポーがかかりやすい病害虫
ポポーの枝葉には殺虫成分が含まれています。そのため、病気や害虫の被害に遭いにくいです。無農薬で育てられるのもポイントです
まとめ
ポポーは初心者でも育てやすく、病害虫にも強いため、安全に無農薬で育てることが可能です。ぜひ育てて、おいしいポポーの実を食べてみてくださいね。
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