エキザカムとは
エキザカムは、リンドウ科エキザカム属の花です。全体がこんもりと盛り上がるように成長し、小さな花をたくさんつけます。青紫色の丸い花弁と、濃い黄色の雄しべのコントラストが最大の特徴で、コンテナなどで大人気の花です。また、白い花をつけるものや八重咲きのもの、葉に斑が入ったものなど、多くの種類の品種が存在します。
学名 | Exacum affine |
和名 | ベニヒメリンドウ |
原産地 | インド洋ソコトラ島 |
草丈 | 20cm~30cm |
名前の由来は「外へ追い出す」
エキザカムという名前は、ギリシア語の「ex(外)」と「ago(追い出す)」から来ています。リンドウの仲間は高い薬効をしめす植物が多く、エキザカムにも毒性を排出する効果があると信じられていました。そのため古くから下剤として利用されていたことが、名前の由来になっています。
エキザカムの花言葉
おはようございます(^o^)/
— もも (@blumen8783) May 29, 2015
5/30誕生花は、エキザカム
花言葉は、あなたの夢は美しい。
別名ベニヒメリンドウ。こんもりと茂り香りのよいお花を咲かせます。昔は解毒効果があるとされ、花名にはギリシャ語で外へ出すという意味があります pic.twitter.com/dvOGvDAJBi
エキザカムには、いくつかの花言葉があります。中でも一番代表的なものが「あなたを愛します」というストレートな愛の告白です。他にも、「あなたの夢は美しい」や「愛のささやき」など、ロマンチックな言葉が並んでいます。また、5月17日の誕生花でもあります。
本来は多年草だが日本では一年草
エキザカムの原産地は、インド洋に浮かぶソコトラ島です。そのためか、寒さが非常に苦手です。四季咲き性なので一年中花をつけることができますが、日本の冬はエキザカムには寒すぎるようで、一般的には一年草として扱われます。
エキザカムの育て方
エキザカムは、枝分かれしながらこんもりと盛り上がるように花を増やしていくため、鉢植えやコンテナの人気者です。また、春の終わりから秋まで花期が続くため、植え替えをせずとも長く楽しめるのも大きな魅力です。しかし、管理上の注意点がやや多いので、注意が必要です。
どちらかというと鉢植え向き
エキザカム❁ pic.twitter.com/wZHdsGYEX4
— LaLa❁ (@niconico_lala) July 21, 2015
エキザカムは、葉が多肉質であることも手伝って、花壇に並べて植えることで広い範囲をカバーできます。しかし、日本の気候は寒暖の差が激しいため、どちらかといえば季節に応じて移動させることができる鉢植えのほうが向いています。乾燥に比較的強いことも、鉢植え向きである理由の一つとしてあげられます。
用土は水はけ重視
エキザカムは、水はけの良い土を好みます。植え付けのためには、市販の草花用培養土を使うか、小玉赤玉土:腐葉土を3:2ほどの割合で混ぜたものを使うのがおすすめです。そこに、緩効性の化成肥料を加えて用土とします。苗が小さいうちは立ち枯れ病を起こす可能性があるので、用土は必ず清潔で新しいものを使いましょう。
夏以外は日当たりのよい場所に
おはようございます☀関東は昨日梅雨明けが発表されました。各地で異常気象。文明の発達も素晴らしいですが自然と共に人も生きている事を忘れてはいけないですね。地球に優しくしたいですね。
— ミランダ (@Miranda_mira_mk) June 29, 2018
それでは今日も皆様がキラキラ笑顔で過ごせます様に…愛を込めて
エキザカム 花言葉
あなたの夢は美しい pic.twitter.com/xizq5Pe9TZ
エキザカムは、日当たりのよい場所を好みます。しかし真夏の直射日光には弱く、花のつき方が悪くなってしまいます。そのため、春は日当たりのよい場所に置き、梅雨ごろになったら半日陰になる場所に移動させるとよいでしょう。地植えの場合も、夏場はひさしなどを設置します。
根腐れしやすいため水やり注意
エキザカムの育て方として最も気をつけなければいけないのは、水のあげすぎです。多湿になると、すぐに根腐れを起こしてしまうためです。特に鉢植えの場合は、土が乾いてからたっぷりと水やりする、程度に留めます。地植えの場合は、水やりはほとんど不要です。どちらの場合も、水やりは午前中から昼過ぎに行うようにしてください。
液肥をこまめに与える
Good morning☀...Nov.3 Sun. 【the Culture Day= 文化の日】
— pinkseagull (@kumiopatra1) November 2, 2019
佳き日になります様に…🎖️🍂🍁🌹
花画像:エキザカム pic.twitter.com/JHWTIauMjy
エキザカムは花期が長いため、多くの花をつけるためにはたくさんの栄養を必要とします。しかしその一方で、根はあまり丈夫ではありません。そのため、週に一度のペースで薄い液肥を施す必要があります。栄養が足りないと葉が黄色くなってくるので、その場合は液肥に加えて置き肥も置いてあげることをおすすめします。
病気やアブラムシに要注意
エキザカムは、灰色かび病に弱い植物です。これは、こんもりとした形が風通しを悪くしてしまうためです。そのため、茎の表面が早く乾くように、水やりはできるだけ早い時間に行うことが大切です。また、アブラムシやハダニが出ることもあるので、こまめに葉の間や茎を確認してください。
冬越しは難しい
エキザカムは、冬でも一日中10℃以上になる室内であれば、花をつけることができます。しかし耐寒性自体は低いため、夜の寒さには注意が必要です。特に、0℃以下の寒波に当たるとすぐに枯れてしまいますから、冬越しは諦め一年草として育てるほうがよいでしょう。
ボタニ子
エキザカムを一度育ててみたいけど、冬越しは難しいみたいね。弱った株でも更新はできるのかしら?
ボタ爺
増やし方は簡単とは言えんが、家庭菜園でも種から育てることは可能じゃぞ。次のページで見てみようか。
出典:photolibrary