エキザカムの増やし方
エキザカムは、家庭で増やすのにはあまり向きません。毎年新しい苗を買って、植え替えていくほうがおすすめです。また、枯れた花を摘んでいくと、株がより長持ちします。しかし、それでも種を採ることは不可能ではありませんから、種まきに挑戦してみてもよいかもしれません。ただし種類によっては種を作りませんから、その点は注意しましょう。
種からの育成難易度は高め
10月20日、【花言葉】愛のささやき
— 福禄寿 (@nebisodake) October 19, 2013
誕生花:エキザカム
別名:ベニヒメリンドウ(紅姫竜胆)、科名:リンドウ科、原産地:南アジア、花の特徴:初夏から秋にかけて、紫や白色の小さな花が葉を覆うように咲かせます。 pic.twitter.com/duo6YcBf7O
エキザカムの種は非常に小さいため、種まき用のピートバンにばら撒きがおすすめです。土はかぶせず、明るい半日陰に置いてこまめに水やりをします。乾燥に弱いうえに立ち枯れ病を起こしやすいため、栽培環境には注意が必要です。成長は非常に遅く、植え付けができるようになるまで2カ月ほどかかります。
種ができない品種は挿し芽
八重咲きや斑入りなど一部の品種は、花が枯れても種を作りません。そのような品種の増やし方は、挿し芽です。おすすめは、春になり気候が安定する5月頃です。先端から数えて2~3節あたりを清潔なハサミで切り取り、挿し木用土に挿します。こまめに水やりをしながら、明るい日陰で育ててください。
エキザカムの仲間たち
エキザカムの原産地であるソコトラ島は、「インド洋のガラパゴス」と呼ばれるほど固有種の多い島です。そんな島で生まれたエキザカムですが、ベニヒメリンドウの別名が表すようにリンドウの仲間でもあります。そのため、いくつかの種類の近縁種が存在します。
山などで見かけるキリシマリンドウ
リンドウは世界中に分布していますが、日本で代表的なのは、野山に咲くキリシマリンドウです。その名の通り、鹿児島県と宮崎県に渡って広がる霧島一帯が原産地です。エキザカムとは違って花弁の先が尖っており、葉も細長くなっています。また、園芸種となったシンキリシマリンドウという品種もあります。
まるでバラのようなトルコキキョウ
バラのような華やかな花弁を持つトルコキキョウは、キキョウという名前がついているため誤解されがちですが、実際はなんとリンドウの仲間です。原種は一重咲きのどちらかというと地味な花だったのですが、昭和50年代に品種改良が進み、今では華やかなバリエーションを多く持つ人気の花になりました。
まとめ
エキザカムは、主に鉢植えとして大人気の花です。さまざまな種類のあるリンドウ科の中でも、濃い青紫の花弁と黄色い雄しべのコントラストが特徴的です。夏の直射日光や冬の寒さに弱いため、管理はやや大変ですが、こんもりとした植え込みは非常にかわいらしいため、ぜひ一度育ててみてください。
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出典:写真AC