マメ科の植物③:エンドウマメ
一般的に食べられている野菜のエンドウマメも、マメ科の仲間です。また、サヤエンドウはエンドウマメの若い果実のことで、同じ植物でもあります。
基本情報
学名 | Pisum sativum L. |
分類 | 被子植物真正双子葉植物 マメ科エンドウ属 |
種類 | 一年草・二年草 |
開花 | 3月~6月 |
原産地 | 中近東地方 |
エンドウマメの特徴
エンドウマメは若い果実をサヤエンドウ、成熟した果実をグリーンピースと呼びます。グリーンピースは果実ではなく、果実の中に入っている種子を食べるのが特徴です。種子は、緑色、白黄色のものがあります。品種もつる性のものとつる性ではないものが存在しています。葉は偶数羽状複葉で、花は赤紫色、白色の蝶形花を開花させるため、花にマメ科の特徴が表れているのです。
マメ科の植物④:オジギソウ
オジギソウは、触ると葉が閉じる植物として有名なものです。そんなオジギソウもマメ科の仲間です。
基本情報
学名 | Mimosa pudica |
分類 | 被子欲物真正双子葉植物 マメ科オジギソウ属 |
種類 | 多年草 |
開花 | 6月~10月 |
分布 | 沖縄で帰化 |
オジギソウの特徴
葉は、偶数羽状複葉で触ると内側に閉じるのが特徴です。触るだけでなく、風などの刺激でも閉じてしまうことがあります。ピンク色のふわふわした花を開花させます。本来は多年草ですが、日本の寒さに耐えられないため、日本では一年草扱いとなっていることが多いです。
オジギソウの果実には、棘のようなものがついています。
マメ科の植物⑤:カラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)
カラスノエンドウの名前で知られるハヤズエンドウもマメ科の植物です。日本では道端に咲く野草として知られていますが、原産地であるオリエント地方では古代に食用として栽培されていたこともありました。
基本情報
学名 | Vicia sativa subsp. nigra |
分類 | 被子植物真正双子葉植物 マメ科ソラマメ属 |
種類 | 越年草 |
開花 | 3月~6月 |
分布 | 道端 |
カラスノエンドウの特徴
葉は、羽状複葉で果実は豆果です。この果実は熟すと黒くなり、天気のよい日に裂けて種子を飛ばすことで知られています。花は3月~6月と長い期間開花しており、エンドウに似たピンク色の蝶形花を咲かせます。
カラスノエンドウの果実はエンドウマメに似ています。
マメ科の植物⑥クズ
秋の七草として知られているクズもマメ科の植物です。クズは、つる性のためフェンスなどに巻き付き群生しているように見えます。
基本情報
学名 | Pueraria lobata |
分類 | 被子植物真正双子葉植物 マメ科クズ属 |
種類 | 多年草 |
開花 | 8月~9月 |
分布 | 道端 |
クズの特徴
三出複葉でとても大きな葉をしているのが特徴です。果実は、豆果でエダマメに似た果実を実らせます。クズの特徴は根であり、長い根が塊根となって地下に埋まっています。この根からデンプンを取り「クズ粉」として利用されていました。穂状花序で淡い紫色の花を開花させます。花色には変異があり、淡い紫色以外にも白やピンクなども存在します。
クズの果実には毛が生えていて、エンドウやエダマメに似ています。
まだまだあります!マメ科の植物、次はマメ科の植物⑦からご紹介!