春の花木⑭ヤマブキ
黄色い花を咲かせることで知られるヤマブキも春に花を咲かせる樹木の1つです。ヤマブキの花は、実は黄色ではなく黄色よりも濃く深い山吹色という花の色だといわれています。
基本情報
学名 | Kerria japonica |
分類 | バラ科ヤマブキ属の落葉低木 |
花色 | 山吹色(黄色より深い色) |
花期 | 4月~5月 |
分布 | 川沿い、公園など |
ヤマブキの特徴
万葉集の頃から親しまれている植物です。花も、八重咲きと一重咲きのものが存在し、園芸種としては八重咲きのヤマブキが好まれる傾向があります。ヤマブキは、日本原産の樹木です。
山吹色のもと
黄色系統の色で、山吹色と呼ばれる色があります。山吹色は、このヤマブキが語源となってできた色だとされていますよ。
ヤマブキの花
4月から開花し、5月まで続きます。花の色は、山吹色であり従来の黄色よりは深みのある色をしています。花は葉の展開と同時に咲かせるのが特徴です。花が落ちたあとは、星形のヘタが残ります。
花言葉
- 気品
- 崇高
- 金運
春の花木⑮ユキヤナギ
日本全国で植栽されている白い花を咲かせるユキヤナギも春に咲く樹木の1つです。ユキヤナギは、一度花が開くと咲いている期間もながく1週間~2週間は同じ花で楽しめます。
基本情報
学名 | Spiraea thunbergii |
分類 | バラ科シモツケ属の落葉低木 |
花色 | 白、ピンク |
花期 | 3月~5月 |
分布 | 公園など |
ユキヤナギの特徴
春に、小さな白い花をびっしりと枝に付ける特徴があります。手をかけなくても丈夫で大きくなるため、庭木として人気が高い低木です。花が咲いているときの枝は葉の様子がヤナギに似ていることから「ユキヤナギ」と名付けられましたが、ヤナギの仲間ではありません。
自生種のユキヤナギ
植栽として知られることが多いユキヤナギですが、ユキヤナギには自生種も存在が確認されているのです。しかし、石川県では絶滅危惧種に指定されています。
ユキヤナギの花
3月から開花が始まり、5月まで続き、小さな白い雪のような花をびっしりとつけます。また、ユキヤナギのつぼみはピンク色をしています。白い花のユキヤナギが一般的ですが、ピンクの花をつけるユキヤナギもあり、そちらは秋に赤色に葉が紅葉するのが特徴です。
花言葉
- 愛嬌
- 愛らしさ
- 賢明
- 静かな思い
まとめ
春に花を咲かせる花木を紹介しましたが、あくまで一部でありまだまだあります。大きな花、小さな花、目立たない花、本当にいろいろあります。ぜひ、外に出かけた際に他の春に咲く花木を見つけてください。