バンレイシとは?果実の特徴や育て方をご紹介!一度は食べてみるべき?

バンレイシとは?果実の特徴や育て方をご紹介!一度は食べてみるべき?

「釈迦頭」とも呼ばれるバンレイシは、日本国内ではあまり見かけられない果物です。流通量が少ないため、食べ方や育て方がわからない人は多いでしょう。そこで、バンレイシがどのような特徴をもつ果物なのか、上手な育て方などを紹介します。おいしい食べ方もチェックしましょう。

記事の目次

  1. 1.バンレイシとは?
  2. 2.バンレイシの特徴
  3. 3.バンレイシの育て方
  4. 4.バンレイシの食べ方
  5. 5.バンレイシの保存方法
  6. 6.バンレイシによく似た果物
  7. 7.まとめ

バンレイシの保存方法

バンレイシは熟すと果肉が柔らかくなり崩れてしまうため、台湾の市場では熟す前のものが売られています。常温で保存して追熟させてから食べるようにしましょう。おいしく食べるためには保存方法が大切です。

①熟す前

熟していないバンレイシは、乾燥しないよう新聞紙に包み20~25℃くらいの常温で保存しましょう。熟す前に冷蔵庫で保存すると、味や食感がおちてしまいます。常温に置いて数日経つと、甘い香りが漂うようになります。果皮が黒く変色し、触ったときに柔らかさを感じたら食べごろです。

②熟した後

熟した果実をすぐに食べないときは、新聞紙やラップに包んで冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。熟した後は、果肉が崩れ日持ちしないため2~3日で食べるようにします。冷凍保存もできますが、できるだけ早く食べるほうがおいしいです。

バンレイシによく似た果物

亜熱帯・熱帯地方を中心にバンレイシ科には約2500種の植物が属しています。バンレイシのように果肉がクリーム状で強い甘味をもつなど共通点も多く、見た目だけでは間違えることも多いです。そこでバンレイシによく似た果物について、果実の特徴と見分けるポイントをご紹介します。

チェリモヤ

バンレイシの近縁種「チェリモヤ」は、ペルーのアンデス山脈原産のフルーツです。果皮がでこぼこした鱗のような模様をしており、果実はハート形です。「森のアイスクリーム」と呼ばれるほど濃厚でねっとりした甘い味が特徴です。日本では和歌山県で栽培が行われており、10~12月頃に収穫されます。

サワーサップ

サワーサップは、果皮にたくさん棘があるため「トゲバンレイシ」と呼ばれます。棘のある細長い果実で見分けましょう。名前に「サワー」とついているように爽やかな酸味があり、果肉にバンレンシのような石細胞がなく、もふもふした食感が特徴です。

アテモヤ

バンレンシとチェリモヤをかけ合わせて誕生した品種です。風味や食感がパイナップルに似ているため台湾では「鳳梨釋迦(パイナップルシャカトウ)」と呼ばれています。また、白い果肉はカスタードのような滑らかさがあり「カスタードアップル」とも呼ばれます。バンレンシと間違われやすい果物ですが、ごつごつした果皮とハートの形の果実で見分けましょう。

ポーポー

ポーポーは明治時代に渡来した北米原産の果実です。病害虫に強いため無農薬で栽培でき、寒さにも強く育てやすい特徴があります。熟すとアケビのような楕円形の果実から強い香りを放ちます。甘味が強くねっとりした食感はバンレイシと同じですが、薄いオレンジ色の果肉が見分けるポイントです。

まとめ

バンレイシはお釈迦様の螺髪(らほつ)に似たユニークな形をした果物です。じゃりじゃりした食感とアイスクリームのような甘い果肉には、一度は食べてみたいと思わせるような魅力があります。なかなか日本で食べることが難しいですが、育てて食べてみてはいかがでしょうか?きっと一口で南国の雰囲気を楽しめますよ。

sacchi
ライター

sacchi

子育てと介護に励む主婦ライターです。信州の豊かな自然の中で、たくさんの植物に囲まれて育ちました。娘のアトピー改善のために、薬膳料理に奮闘中です。

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