手入れ不要なグランドカバー15選！手間いらずで管理が簡単な植物は？

紫の小花が次々と咲いていく様子はとても上品で、落ち着いた庭づくりにおすすめの植物です。茎の先から発根するタイプではないですが、挿し木でも増やせます。花壇や石垣から地面にかけてのような、垂れ下がれる場所に植えるのが最適です。寒さに弱いため関東以南での栽培に向いています。

白い花はとても小さく、おしゃれというよりも素朴なイメージのバコパは、ひかえめな雰囲気でほかの植物の引き立て役にぴったりです。草丈が低いため、花壇なら最前列でのグランドカバーおすすめです。病害虫の心配はありませんが、暑さに若干弱いことから半日陰の場所で栽培するのが望ましいでしょう。

公園や行楽地などで人気のネモフィラといえば、青いじゅうたんのように咲く花を思い浮かべる人も多いでしょう。おなじみのインシグニスのほかにも小輪黒花のペニーブラックや、立性のマクラータといった品種があります。一年草で暑さに弱いネモフィラですが期間限定と割り切って、じゅうたんを作るようにたくさん種をまいてみるのもおすすめです。翌年の春、庭に出るのが楽しみになりますよ。

圧倒的な存在感でグランドカバーの役割を果たすギボウシは、手間いらずの大型カバープランツとしておすすめです。株が小さいうちはまれに虫による食害もありますが、大株になってしまえば怖いものなしの強健さを誇ります。シェードガーデン、日当たりのよい場所、どちらの環境でも栽培可能の万能型の植物です。

すっきりとした姿のアマドコロは、別名のナルコユリとして生け花でも活躍します。和風でも洋風でもどちらの庭にも馴染む、ナチュラルガーデンには欠かせない人気の植物です。病害虫の心配も無く、手入れ不要なところもうれしいポイントですね。増えすぎた枝を切り花として楽しみましょう。

一年草のナスタチウムは別名キンレンカ（金蓮花）といい、おしゃれで独特な形の葉は蓮の葉をミニサイズにしたようです。雑草の生える間もないほど、あっという間に増殖していく様子は圧巻です。夏の終わりのこぼれ種で秋口に発芽することもあります。暖かい地域では越冬できるのも魅力ですね。

ハーブでおなじみのタイムはグランドカバーとしても役立ちます。常緑小低木という扱いですが、草がも低くハーブガーデンの縁取りにぴったりです。タイムの仲間にはクリーピングタイムといわれる這性のタイプや、斑入りといったさまざまな品種があります。蒸れに弱いため、日当たりのよい場所で乾燥気味に育てましょう。

草丈の高いイメージのセージですが、コモンセージの仲間はそれほど大きくならず、狭いスペースのグランドカバーに向いています。ほかのグランドカバー植物の勢いにはおよびませんが、常緑小低木ということで安定した姿を保てます。成長がゆっくりめのため、植えつけには数株をまとめて植えるのがおすすめです。

羊の耳のようなモフモフとした葉でおしゃれ度の高いラムズイヤーは、夏から秋にかけて花茎を立ち上げて先端に紫色の花穂をつけます。上品なシルバーリーフは花壇の縁取りや玄関アプローチのグランドカバーとしてもおすすめです。梅雨時や雪が続くと、一部分がべったりとして枯れてしまうため注意が必要です。

冷涼な気候を好むアルケミラ・モリスは、北関東以北での栽培に適しています。ハーブガーデンでは定番で人気の植物ですが、暑さと蒸れに弱い特性があるのが弱点です。おしゃれな葉の形もさることながら、ライムグリーンの密生した花は控え目で背景として溶け込み、ほかの植物とも調和します。