育て方のポイント③水やり
鉢植えの表面が乾いたらたっぷり水やりをするのが基本です。スズランエリカは地上部が茂っているため、こまめに土の表面を触って乾いていないかチェックしてあげるとよいでしょう。
乾きすぎに要注意
乾きすぎている場合には、木を手のひらで包み込むように優しくポンポンとはたくと、枯れた葉が落ちてきます。ここまで乾燥していると最悪の場合樹全体が枯れてしまうこともあるので、とくに乾きやすい夏場には十分注意して水やりをしてください。
育て方のポイント④追肥
スズランエリカは春から秋にかけての3月~10月頃が生育期です。この時期に2ヶ月に1回ほどのペースで、緩効性の化成肥料を置き肥してあげるとよいでしょう。
育て方のポイント⑤植え替え
花の時期が終わったら、根詰まり解消のために植え替えをしましょう。植え替えるときには、植木鉢に水はけ用の底石を敷き詰めて土を入れます。エリカは酸性の土を好む植物なので、ブルーベリー栽培用の土を使うのがおすすめです。
育て方のポイント⑥剪定
植え替えと同時期に剪定を行うと、美しい形を保つことができる上、風通しもよくなって生育もよくなります。枯れた部分や混み合っているところを中心に剪定しながら、好みの形にカットして楽しむとよいでしょう。もともとツリー仕立てにしてある苗を購入すれば、剪定する時ももとの形をなぞって芽をつんでいくだけなので、特に初心者の方におすすめです。
スズランエリカの楽しみ方
楽しみ方①寄せ植え
単体でツリー仕立てにしても存在感があって華やかなスズランエリカですが、寄せ植えにもよく使われています。白くて小さな花は主張しすぎず、他の花やグリーンと一緒に植えても良いバランスで楽しめます。
楽しみ方②ドライフラワー
可憐で愛らしいスズランエリカの花は、ドライフラワーにするのもおすすめです。枝ごと壁やドアに飾ったり、花だけをアクセアリーに仕立てたり、クリスマスカードのワンポイントにしてみたりと、さまざまな楽しみ方ができます。
ドライフラワーの作り方
エリカはもともと水分が少なく、ドライフラワーに適している植物です。ワイヤーネットやハンギングサークルに逆さにして吊るすだけでドライフラワーができます。リースにする場合、新鮮な状態でリースを作り、飾りながら乾かすことも可能です。
まとめ
樹いっぱいに白い花を咲かせるスズランエリカ。栽培難易度はやや高めといわれていますが、一鉢あるととても華やかなのでぜひ挑戦したい植物です。水や肥料の管理、植え替え、剪定といったポイントを抑えて、何年も楽しみたいですね。よく目にするツリー仕立てだけでなく、寄せ植えやドライフラワーにするのもおすすめです。
- 1
- 2