ワイヤープランツの基本の育て方
ワイヤープランツはとても丈夫で初心者の方でも育てやすい植物です。しかしその反面、成長が早いため、水切れや肥料切れを起こしやすい一面もあります。ここでは、ワイヤープランツの育て方について紹介します。
育て方①用土
一般的な観葉植物用や、草花の寄せ植え用などの市販の用土であれば種類を問いません。自分で配合する場合は赤玉土や鹿沼土を中心として、水はけのよい配合をしてください。水はけが悪い用土を使用すると病害虫の原因となりやすいです。
育て方②環境
基本的には明るい場所を好むため、日当たりのよい場所におきましょう。徐々にならせば直射日光にも耐えられます。耐寒性があるため、屋外でも育てられます。また、霜が降りない場所であれば地植えも可能です。直射日光下では茎が堅く育ち、窓辺などでは茎が細く柔らかく育ちます。
育て方③水やり
春から秋にかけては土の表面が乾いたらたっぷりと、冬はやや控えめにします。乾燥は嫌いますが、常に土が湿っていると根腐れ病などを起こす可能性があるため注意してください。グランドカバーの場合は雨水だけでも十分に育ちます。
育て方④肥料
植え付け時に、元肥として市販の緩効性肥料を土の中に埋めるか、表面にバラまいて施します。追肥として春から秋にかけては、水やりを兼ねて薄めた液体肥料を2週間に1回ほど与えます。肥料が切れると葉っぱが落ちやすくなるため注意しましょう。
育て方⑤害虫対策
風通しが悪いとハダニ、カイガラムシなどが発生しやすくなります。特にハダニは乾燥すると発生しやすいため、時折葉水を与えると予防に繋がります。少数であればピンセットなどで除去し、万が一大量発生した場合は、市販の薬剤を散布して駆除してください。
育て方⑥仕立て直し
生育旺盛なワイヤープランツは、順調に生育すれば1年もするとかなり繁茂します。あまり混み入ってしまうと風通しが悪くなり、病害虫の原因になってしまいます。適度な剪定が大切です。また、鉢の中も根でいっぱいになり根詰まりを起こしやすいため、1~2年で植え替えましょう。
育て方⑦増やし方
ワイヤープランツは挿し木で簡単に増やせます。木質化した部分を15cm程度に切り、下の1/3ほどの葉を落とします。10本くらいを輪ゴムでまとめて挿し木用の用土に植え付けたら、水を切らさないように管理しましょう。新芽が伸長してきたら発根しているため、通常の用土に植え替えてください。
まとめ
ワイヤープランツのおしゃれな飾り方についてご紹介しました。ワイヤープランツは非常に丈夫な植物で、さまざまな飾り方で楽しめます。順応性もあり、多くの植物との相性がよいのも嬉しいポイントですね。初心者の方でも育てやすい植物のため、ぜひ思い思いの形でワイヤープランツを育ててみてください。