ファイトケミカルスープとは
ファイトケミカルスープは、野菜に含まれている栄養を効率よく摂取でき、健康維持やダイエットにも効果があるといわれています。作り方は簡単でアレンジ方法も多いことから、健康を見直す人の間でも話題になっている食事方法です。
ハーバード大学で研究していたときに考案されたことから「ハーバード大学式野菜スープ」とも呼ばれているんだ。
ファイトケミカルスープの食べ方
ファイトケミカルスープは、できるだけ塩分を減らした薄い味付けを心がけてください。食事と一緒に食べてもよいですが、食前などの空腹時に食べるとより効果を発揮するといわれています。一回に飲む量は200mL、コップ一杯程度が目安です。水分補給のために頻繁に飲むというよりは、食事の一環として捉え、三回飲めば1日の栄養として十分でしょう。
冷凍保存ができる
ファイトケミカルスープが一回では飲みきれない場合は、冷蔵庫で1日を目安にし保存します。冷凍庫だと2週間ほど持ちますので、冷凍保存を上手に活用しましょう。一回で使う量を小分けにして冷凍すれば、お湯で溶かすだけですぐに食べられますよ。製氷皿を使っての冷凍保存もおすすめです。
ファイトケミカルスープの効果
ファイトケミカルスープは太鼓判を押す医師もいるほど、理想的な食事方法です。おいしく食べて、健康な生活を送りたいですね。それでは、健康やダイエットによいといわれるファイトケミカルスープには、どのような効果が期待されるのかを見てみましょう。
免疫力を高める
さまざまな野菜の栄養素が溶け込んだファイトケミカルスープは、免疫力を高める効果があるとされ、風邪やがん予防にも一定の効果が期待されています。実際に、がんの闘病をしていた患者さんの免疫力が向上されたという研究結果が報告されています。
たくさんの野菜を摂取することで、糖尿病をはじめとする生活習慣病の予防にも効果があるといわれているよ。
基礎代謝力を高める
基礎代謝力を高めることは、脂肪が分解されやすくなり、ダイエットに効果があるとされています。ダイエットというと運動のイメージを持たれるかと思います。確かに適度な運動は大切なことですね。運動は体の外側から基礎代謝力をアップさせるのに対して、ファイトケミカルスープは体の内側から基礎代謝力アップが期待できますよ。
ファイトケミカルスープのデメリット
とても健康によいといわれるファイトケミカルスープですが、摂取しすぎると逆に健康を害するのではないかともいわれています。とくにタバコを吸う人がβカロチンを過剰に摂りすぎるとビタミンAが減ってしまい、肺機能を悪化させる細胞が増えてしまうのではないかと考えられています。ファイトケミカルスープはがん予防によいとされていますから、上手に取り入れたいですね。
麻生医院の院長でもある高橋弘医師が考案された食事法で、いろいろなレシピ本も出版されているよ。