クリーピングタイムの増やし方
クリーピングタイムは生育旺盛なので、時期さえ気を付ければ簡単に増やすことができます。最適な時期は、高温多湿や寒い風を避けた、気候の穏やかな春(4~6月)か秋(9~11月)です。方法は株分け、茎伏せ、挿し木などがあります。
増やし方①株分け
株分けは、上述したように、増え過ぎた鉢や花壇から植え替える際に行います。剪定をして根を傷めないように、新しい土を入れた鉢や、日当たりのよい別の場所に植え替えましょう。根が土になじむようにたっぷりと水をやった後は、乾燥気味に育てます。
増やし方②茎伏せ
庭にどんどん広げて増やしたい場合は、茎伏せが一番簡単です。クリーピングタイムには、土に触れている茎から発根する性質があります。伸びている茎の一部を、Uピンでとめたり石をそっと乗せたりして土をかぶせ、水やりをしましょう。発根したところから新芽が出てきます。
増やし方③挿し木
クリーピングタイムは剪定した枝を使って挿し木ができます。5~10cmほどに切った枝を湿らせた挿し木用の土に2~3cmの深さに挿し、水切れに注意しながら、明るい日陰で管理します。ただ実際は、切った枝をそのまま土に挿して水やりをしておくだけでも根付くほど簡単です。
まとめ
グラウンドカバーやコンパニオンプランツとしても使える、クリーピングタイムについてご紹介しました。育て方も増やし方も簡単で、とにかく蒸れないように切り戻し、乾燥気味に育て、春か秋に植え替えなどするだけで丈夫に育ちます。ぜひお庭に取り入れてみてはいかがでしょうか。
出典:筆者撮影