スモークツリーの育て方!剪定方法や鉢植えでの管理のコツをご紹介!

スモークツリーの育て方!剪定方法や鉢植えでの管理のコツをご紹介!

スモークツリーは別名「煙の木」とも呼ばれるウルシ科の落葉樹です。花だけなく、紅葉も大変美しことからシンボルツリーとしても人気です。この記事では、スモークツリーの育て方を紹介します。育て方の中でも重要な植え付けの場所や剪定方法についてもチェックしましょう。

記事の目次

  1. 1.スモークツリーとは
  2. 2.スモークツリーの育て方
  3. 3.スモークツリーの剪定
  4. 4.スモークツリーの増やし方
  5. 5.まとめ

スモークツリーの剪定

スモークツリーを育てるうえで大切なポイントになるのが剪定です。たくさん花を付け、ふわふわとしたスモークを楽しむために必要な剪定方法をご紹介します。

剪定の時期

剪定の時期は、紅葉し、落葉を始める12月~2月です。スモークツリーは「昨年出た枝」に花を咲かせます。新しく出た枝ばかりを切っているといつまでたっても花を咲かせません。注意しましょう。

スモークを剪定してアレンジも楽しもう

ふんだんにスモークをつけてくれた年には、ぜひスモーク部分を剪定して家でもその美しさを楽しみましょう。ブーケやスワッグ、リースなどさまざまな用途で活躍してくれますよ。

剪定のポイント

剪定は、以下のポイントを押さえれば難しくありません。若木の間は四方八方に枝が広がり、樹形が暴れやすいです。ポイントを押さえて剪定しましょう。剪定の際は、時折、スモークツリーから離れて樹形を確認するのがおすすめです。

剪定のポイント

  • 昨年出た枝はなるべく残す
  • 重なっている枝を切る
  • 風通しを良くするため、木の中央部の込み入った箇所を重点的に切る

スモークツリーの増やし方

あらゆる環境に適応して、シンボルツリーとしても大人気のスモークツリーは、自分でも増やせます。増やし方は、大きく種まきと挿し木の2つです。それぞれの増やし方を確認しましょう。

増やし方①種まき

雄と雌の両方の苗を育てている場合は、種を収穫できます。受粉がうまくいっていると、雌花が終わり、花柄がスモーク上に伸びたその先端が膨らんできます。先端の膨らみひつひとつが種です。画像の花柄の先端にも小さな種がついています。

種まきの時期と方法

種まきは、9~10月ごろにします。ポットに用土を入れ、種を置いたら薄く土をかぶせ、乾燥に気を付けて水やりを続けます。芽が出てきたら少しずつポットを大きくしながら苗を育てます。

増やし方②挿し木

1本しかスモークツリーを育てていないときなどには、挿し木で増やす方法が現実的です。ただし、ウルシ科の植物は根の付きが悪いため、成功率が高いとはいえません。ここでは「ひこばえ」を使った挿し木の方法をご紹介します。

「ひこばえ」とは

主幹の株元からひょろひょろと伸びてくる枝を「ひこばえ」と呼びます。画像の木を見ると、主幹となる大きな木の根元から、いくつも細い枝が芽吹いてます。これらはすべて「ひこばえ」です。ひこばえは主幹に送り込むべき栄養を奪ってしまうため、多くの場合剪定の対象となります。しかし、成長の勢いがある点が挿し木として有効です。

「ひこばえ」を使った挿し木の方法

  1. 株元から主幹の他に地面から伸びてきているひこばえを見つける
  2. ひこばえが80cm~1mほどになるまで様子を見る
  3. 目的の長さにまで伸びたら、株本から地面に水平に切り取る
  4. 切った枝に発根剤をつける
  5. 水をかけて湿らせておいた用土に挿し木する
  6. 根が出るまで乾燥に気を付けながら水やりする
  7. 根が出たものを大きく育てていく

まとめ

スモークツリーは、日当たりと水はけがよい場所を選べば日本各地で大きく育ってくれて、シンボルツリーとしても人気です。水やりや肥料などの手入れも簡単で、初心者にもおすすめです。剪定の際は、去年の枝を切ってしまわないように注意してください。スモークや美しい葉を収穫して家の中でも飾って楽しみましょう。

ricebridgarden
ライター

ricebridgarden

庭いじり、家庭菜園、DIYが大好きな主婦です。庭にキジがきたり、近くにはムササビもいるような田舎に暮らしています。3歳の娘と一緒に庭づくりを楽しんでいます。

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