芽キャベツ(メキャベツ)とは
芽キャベツ(メキャベツ)は、アブラナ科アブラナ属の1年草の野菜で、学名をBrassica oleracea、別名にはコモチカンラン(子持甘藍)やヒメカンラン(姫甘藍)があります。キャベツの変種のひとつで、ベルギーのブリュッセル近郊が原産地と言われています。
芽キャベツの特徴
芽キャベツは、別名コモチカンランの名前の通り、直径3~4cmのかわいらしいミニキャベツのような球体を鈴なりに実らせます。長く伸びた茎の側面から出る葉の「脇芽」が結球したものが芽キャベツです。キャベツに似た姿をした、このミニキャベツは、1株に約40~60個実ります。1株にミニキャベツがびっしり付いたユニークな姿の野菜なのです。
芽キャベツの種類
もともと、冬に強く夏の暑さに弱い芽キャベツですが、耐暑性の高い「早生子持」や転倒しにくく丈夫な「ファミリーセブン」という品種があります。どちらも収穫が早い時期からできることが特徴で、芽キャベツ自体の色や締まりがよく、きれいな形になりやすいので、家庭菜園向きの栽培しやすい品種です。他にも、結球しないプチヴェールという品種もあります。
栄養価が高い!
芽キャベツはミニキャベツと呼ばれその愛らしい姿で人気を集めていますが、実は、この小さな球体には驚くほど豊富な栄養素が詰め込まれているのです。ビタミン、ミネラル、葉酸、カリウムが含まれ、特に抗酸化作用や免疫活性化作用のあるビタミンCが100gあたり160mgも含まれています。これは、キャベツのビタミンCの4倍の量にあたります。
芽キャベツとキャベツの違いは?
芽キャベツは、キャベツのミニ版のような大きさ、重さ、姿をしていますが、キャベツとは異なる品種で、芽キャベツの方がより豊富にその栄養素を含んでいます。それでは、キャベツとの違いを詳しく紹介しながら、芽キャベツの魅力に迫っていきましょう。
その① 起源の違い
キャベツは、13世紀ごろのヨーロッパ全土で広がり、18世紀にオランダから日本に普及されました。一方で、芽キャベツは、「ケール」が起源とされ、16世紀ごろにベルギーで葉キャベツとも呼ばれていたケールを品種改良してできたものが芽キャベツだと言われています。そして、その芽キャベツは、明治時代の日本で知られるようになりました。
その② 生育の違い
キャベツは、1つの株から成長した葉が結球しながら大きな1つの塊りになり、それを収穫しますが、芽キャベツは、1つの株(茎)が長く成長し、その先端に大きな葉を開かせます。しかし、この葉はキャベツのように結球はせず、葉の部分が芽キャベツになるわけでもありません。芽キャベツは、長い茎から伸びる葉の脇芽部分からたくさん結球して成長します。
その③ 収穫時期の違い
キャベツは、収穫時期によって夏秋キャベツ、冬キャベツ、春キャベツと呼ばれ年中スーパーで購入することができます。芽キャベツは、春に種まきをした夏収穫と夏に種まきをした冬収穫があります。しかし、芽キャベツは高温に弱く成長不良や病害を起こしやすいので、収穫時期も長くなる冬収穫が一般的です。
その④ 味の違い
キャベツは、生のままでも甘味があるので、千切りにしてサラダにしても食べやすく、過熱してロールキャベツのように煮込んで柔らかくするとさらにその甘味を感じさせてくれます。一方で、芽キャベツは、生のままでは食べにくい苦みがあるので、シチューやスープ、バターソテーや肉、魚の付け合わせによく合います。
出典:写真AC