2月に植えられる多年草②キキョウ
ススキやナデシコと同じく、秋の七草で知られているのがキキョウです。近年、野生のキキョウは数が激減したため、日本では絶滅危惧種に指定されました。普段目にするキキョウは、野生のものを品種改良したものです。咲き方も一重咲きや八重咲きとあり、ガーデニング好きに好まれる草花ですね。
ボタ爺
キキョウ基本情報
科名/属名 | キキョウ科/キキョウ属 |
学名 | Platycodon grandiflorus |
原産地 | 日本など東アジア |
耐暑性/耐寒性 | 強い/強い |
花の色 | 紫・白・ピンク |
草丈 | 15cm~150cm |
開花時期 | 6月~10月 |
キキョウの育て方のポイント
キキョウは、日陰の環境では育ちません。日当たりのよい場所で、管理しましょう。庭に地植えをするなら、30cmくらい盛り土をしたところに植え付けをします。これで水はけがよくなり、生育に適した環境になります。
2月に植えられる多年草③ルドベキア
夏の暑い季節に、ひまわりのような黄色の花を咲かせるのがルドベキアです。花が終わると中心部分が松かさのようになることから、マツカサギクという別名もあります。直径が5cmほどの花は、一重咲きの他にも二重咲きや八重咲きがあり、次々に花を咲かせます。種類によっては、一年草・二年草に分類されるものもあります。
ルドベキアの基本情報
科名/属名 | キク科/ルドベキア属 |
学名 | Rudbeckia |
原産地 | 北アメリカ |
耐暑性/耐寒性 | 強い/弱い |
花色 | 黄・茶・赤・複色 |
草丈 | 30cm~150cm |
開花時期 | 6月~10月 |
ルドベキアの育て方のポイント
ルドベキアの花は、8月ごろに最も多く咲きます。暑さにとても強く、乾燥ぎみでも枯れることは少ない花です。地植えにしたときは、水は日照りが続いたときだけ与えましょう。鉢植えでしたら、土が乾いたなと感じたらたっぷり与えるようにします。10月、最後の花が咲き終わったら、根元から枝を切ってあげましょう。
2月に植えられる多年草④サクラソウ
直径が2cm~5cmほどの花を、1本の花茎にたくさん咲かせるのがサクラソウです。江戸時代から栽培がはじまり、現在では300品種にまで増えてきました。中には八重咲きの品種や、花の形が変わった品種も出てきています。
サクラソウの基本情報
科名/属名 | サクラソウ科/サクラソウ属 |
学名 | Primula sieboldii |
原産地 | シベリア東部・中国東北部・朝鮮半島・日本 |
耐暑性/耐寒性 | 普通/強い |
花色 | ピンク・白・紫・複色 |
草丈 | 15cm~20cm |
開花時期 | 4月~5月 |
サクラソウの育て方のポイント
鉢植えの場合は、花が咲き終わるまで、日当たりのよい場所で育てます。花が終わったら明るい日陰に場所を変え、涼しい環境で管理をしましょう。地植えをするなら、夏の日差しを遮るような樹木の下などに植え付けた方がいいですね。
2月に植えられる多年草⑤モナルダ
ハーブであるモナルダは、和名をタイマツバナといいます。暑さに強く、夏も花が咲き続けます。ミカン科のベルガモットのような香りがあり、ハーブティーとしても好まれています。乾燥させてドライフラワーにしたり、香水やアロマオイルの原料にもなったりします。
モナルダの基本情報
科名/属名 | シソ科/タグルマハッカ属 |
学名 | Monarda |
原産地 | 北アメリカ |
耐暑性/耐寒性 | 強い/強い |
花の色 | 赤・ピンク・白・紫・黄色 |
草丈 | 50cm~100cm |
開花時期 | 6月~9月 |
モナルダの育て方のポイント
モナルダは、日当たりと水はけのよい場所であれば、十分に育ちます。庭植えにすると、水やりはほぼ必要ありません。鉢植えであれば、植え付けから開花時期まで、水きれにならないように育てましょう。
キキョウの根は、生薬として利用されているんじゃ。