2月に植えられる宿根草③アカンサス
アカンサスの特徴の1つが、草丈150cmにもなる大きな姿です。庭に地植えをすれば人目を引き、ガーデニングのポイントとなることでしょう。名前のアカンサスは、「トゲ」という意味があります。これは、花のつけ根にある苞(ほう)に、鋭いトゲがあることからきています。
ボタ爺
アカンサスの基本情報
科名/属名 | キツネノマゴ科/ハアザミ属 |
学名 | Acanthus |
原産地 | 地中海沿岸 |
耐暑性/耐寒性 | 強い/強い |
花色 | 白・ピンク |
草丈 | 60cm~150cm |
開花時期 | 6月~8月 |
アカンサスの育て方のポイント
アカンサスの根は、地中深く伸びていきます。この根により乾燥に強くなり、日当たりがよいところはもちろんですが、日陰のとこでも十分に育ちます。水やりもあまり必要とせず、手のかからない植物というのが特徴でもあります。
2月に植えられる宿根草④アッツザクラ
アッツザクラはとても小さな草花ですので、地植えよりも鉢植えで育てるのがおすすめです。花の特徴としては、同じサクラと付くサクラソウなどは花びらが5枚ですが、アッツザクラの花びらは6枚あります。
アッツザクラの基本情報
科名/属名 | キンバイザサ科/ロードヒポキシス属 |
学名 | Rhodohypoxis baurii |
原産地 | 南アフリカ |
耐暑性/耐寒性 | 強い/やや弱い |
花色 | 赤・ピンク・白 |
草丈 | 5cm~15cm |
開花時期 | 5月~6月 |
アッツザクラの育て方のポイント
アッツザクラは、球根植物です。冬の間、この球根が凍らないように管理しましょう。ただし、15℃以上のところだと花が咲きません。凍らない程度の温度で、越冬をさせましょう。植え付けをしてから花が咲き終わるまでは日当たりが良い場所で、花が終わってからは日陰でも十分です。
2月に植えられる宿根草⑤クロコスミア
ヒメヒオウギズイセンとよばれ、昔から育てられている草花がクロコスミアです。細長い葉が茂り、暑くなってきた頃に穂状の花が咲きはじめます。繁殖力が強いというのが特徴で、どんどん増えていきます。ほとんど手がかからないので、ガーデニング初心者にもおすすめの草花です。
クロコスミアの基本情報
科名/属名 | アヤメ科/クロコスミア属 |
学名 | Crocosmia |
原産地 | 南アフリカ |
耐暑性/耐寒性 | 強い/弱い |
花色 | 赤・オレンジ・黄色・複色 |
草丈 | 40cm~150cm |
開花時期 | 6月~8月 |
クロコスミアの育て方のポイント
クロコスミアは日当たりがよく、水はけがよいところが適していますが、日陰でもよく育ちます。寒さには弱いクロコスミアですが、地中の球根が凍らなければ雪の降る地域でも栽培は可能です。庭に地植えをすれば、水やりも肥料も必要がない草花です。
まとめ
2月はまだ寒い冬の季節ですが、春に花を咲かせる草花たちは、開花にむけて準備をはじめる頃です。今回ご紹介した多年草・宿根草は、どれも育て方は簡単で手間はかかりません。春からの華やかな庭のために、2月からガーデニングの準備をはじめてみませんか?
苞(ほう)とは、蕾を包むように葉が変形したもののことじゃよ。