ギョリュウバイの育て方!剪定方法・時期や枯らさず管理するコツは?

ギョリュウバイの育て方!剪定方法・時期や枯らさず管理するコツは?

ギョリュウバイは、細長い葉と梅の花のような小花を咲かせる樹木です。用土への適切な植え方と、水やりや植え替えなど基本の育て方をおさえれば枯れる心配を減らせます。ギョリュウバイの特徴と育て方、剪定方法や枯らさず管理するコツをみていきましょう。

記事の目次

  1. 1.ギョリュウバイとはどのような植物?
  2. 2.ギョリュウバイの特徴
  3. 3.ギョリュウバイの育て方
  4. 4.ギョリュウバイを枯らさず管理するコツ
  5. 5.ギョリュウバイの増やし方
  6. 6.まとめ

ギョリュウバイの育て方

出典:写真AC

ギョリュウバイは、暖かな地域原産の常緑性低木です。寒さに耐えられる性質もあり、日本では屋外で育てる園芸品種が販売されています。花の少ない冬にうつくしい花を咲かせる育てやすい花木です。自宅で育てるために、栽培環境や水やりなど枯らさないコツを知りましょう。ここではギョリュウバイの育て方を詳しく解説します。

育て方①栽培環境

ギョリュウバイは、日当たりがよい明るい場所を好みます。しかし、じめじめした湿気が苦手なため、風通しのよい半日陰になる場所を選びましょう。やや耐寒性もあり−5℃程度ならば屋外でも冬を越せますが、まだ株が若いうちは霜にあたると枯れてしまうため、藁(わら)を株元に敷いて寒さから守りましょう。鉢植えの場合は、屋内や軒下など寒さをしのげる場所に移動させるとよいです。

育て方②植え方・植え替え

植え付け時期は、9~10月と4~6月です。地植えの場合は、苗木より2~3回りほど大きな穴を掘って植え付けます。冬に苗木を購入した場合は、温かい時期になってから植えましょう。鉢植えの場合は、苗木の2倍ほど大きな鉢に植え安定させます。また生育力が旺盛なため、すぐに鉢が窮屈になってしまいます。1~2年に1回、花が咲き終わったころに一回り大きな鉢に新しい用土を入れて植え替えを行いましょう。

ボタニ子

ボタニ子

植え替えをした後は、日陰で1週間ほど休ませてから日に当てましょう。株の負担を減らせますよ!

育て方③用土

ギョリュウバイは酸性土壌を好みます。アルカリ土壌では元気に育たないため注意しましょう。じめじめした環境を嫌うため、通気性や排水性のよい土に植えます。小粒赤玉土6:腐葉土3:鹿沼土1くらいの割合で配合しましょう。鉢植えの場合は鉢底石を入れると通気性と排水性がよくなります。土の湿度調整がしやすくなるため、素焼きの鉢に植えるのがおすすめです。

育て方④水やり

Photo by sorarium

ギョリュウバイの育て方で重要なポイントは、水やりです。水を与えすぎると枯れてしまうため、必ず土の状態を確認するようにしましょう。地植えの場合は、夏の暑い時期は水やりを行いますが、他の時期はほぼ降雨のみで育ちます。鉢植えの場合は、土がさらさらに乾燥したころ鉢底から水があふれ出るくらい水を与えます。

ボタニ子

ボタニ子

鉢皿に溜まった水は、必ず捨てて根腐れを防ぎましょう。

育て方⑤肥料

ギョリュウバイは、肥料をあまり必要としません。地植えの場合は、肥料を与えなくても元気に育ちます。鉢植えの場合は、3月と11月に緩効性肥料や油カスを株元に軽く施しましょう。肥料を与えすぎると株が弱ることがあるため、袋に記載されている規定量よりも少なめに施すとよいです。

次のページで「ギョリュウバイを枯らさず管理するコツ」を解説します。

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ギョリュウバイを枯らさず管理するコツ

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