サンパチェンスの冬越し
サンパチェンスはインパチェンスと同じように耐寒性がよわい植物です。そのため野外では冬越しはできません。暖地でも、11月の半ばには室内の日当たりのよい場所に移動すると越冬は可能です。取り込むまえに、剪定をしてコンパクトにすると冬の水やりで失敗しません。
サンパチェンスの形態
サンパチェンスは野外で冬越しができないので1年草扱いですが、日当たりと温度があれば冬越しができる本来は多年草の植物です。
冬越しを成功させるには?
冬越しをさせるには、室内に取り込む前に切り戻し剪定をして株をコンパクトにします。冬は水やりの回数をへらしますので、葉からの蒸散を減らすことが大切です。冬越しの最低温度は夜間でも10℃は必要です。特に夜間は窓辺からはなして室内の真ん中でテーブルの上におきましょう。
サンパチェンスの冬越し
- 日当たりのよい室内で最低気温10℃は必要
- 冬越しさせる前に切り戻し剪定をする
- 冬は水やりの回数をへらす
サンパチェンス増殖禁止の注意点
サンパチェンスは「サカタのタネ」が作り出したPVP品種登録された植物で、法人だけでなく個人でも増やすことが禁止されています。
PVP登録品種とは?
PVPとは「Plant Variety Protection」植物品種保護の略です。PVP登録品種は販売目的ではなくても増やすことが禁止されています。挿し木で増やして、友人でもあげてはいけないことになっています。冬越しは最初に購入した株なので、翌年も栽培してもよいのですが挿し木で増やすことは禁止です。
まとめ
あざやかな色と大きな株が特徴のサンパチェンスは、夏の庭を一気にトロピカルムードにしてくれます。切り戻し剪定をして枝数をふやし、大株に育てるのも比較的かんたんな花です。夏の庭に一鉢加えてみませんか?