青ネギは主役になる野菜
「青ネギ」は「葉ネギ」とも呼ばれ、緑色の部分が多いネギの総称です。青ネギに分類されるネギとしては、九条ネギや細ネギなどが有名で、みそ汁の具や薬味としてよく活躍しますね。薬味のイメージが強い青ネギも、調理次第では主役の野菜として大きな存在感を発揮してくれます。
青ネギがあると料理が色鮮やかになるわよね。味も、炒めれば甘みが出るし、生に近ければ辛味が引き立って好きな人も多い人気の野菜ね。
青ネギは見た目や味だけでなく、身体にうれしい栄養も豊富なんだよ。まずは青ネギの栄養について確認しておこうか。
青ネギの栄養
青ネギは緑の部分が多いネギなので、緑黄色野菜に分類されます。青ネギに多く含まれるとされているアリシン、ビタミンC、βカロテンについてご説明します。
青ネギの栄養①アリシン
アリシンは硫化アリルともよばれ、硫黄化合物の一種です。ネギの独特の香りはこの成分によるものです。血液循環をよくすることで体を温めてくれる働きがあったり、血糖値の急激な上昇を抑えてくれたりする働きがあるといわれています。
ネギ類に豊富に含まれる健康成分「アリシン」について詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧くださいね。
②ビタミンC
皮膚のコラーゲン生成を助けるビタミンCも青ネギには豊富に含まれています。体の抵抗力を高め、健やかな体作りには欠かせない成分といえるでしょう。
③βカロテン
ニンジンなどに多く含まれるイメージのあるβカロテンは、青ネギにも含まれています。体中の活性酸素を取り除く働きや、皮膚や粘液を保護する働きを持つといわれています。
栄養満点な青ネギをうまく使いたいところだね。気になるのが保存方法。一人暮らしだと、青ネギを1束買っても余ってしまうんだよね。
確かに、大量消費レシピばかり作るのは難しいし薬味として青ネギを使うこともあるから上手な保存方法を知りたいわ!
青ネギの保存方法
青ネギの保存方法をご紹介します。青ネギをカットせずそのまま保存する場合と、カットして保存する場合の2つに分けてみていくことにしましょう。
①青ネギをそのまま保存する方法
青ネギをたくさん束でもらったり、自宅で収穫した場合はカットせず保存するでしょう。そんなときは、新聞紙で青ネギを包み、青ネギの上下を折りたたみ、軽く輪ゴムで止めます。そのあと、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。なるべく畑の状態に近づけるように立てて保存するのが望ましいです。これで1週間ほど保存できます。
青ネギなどネギを自宅で栽培してみたいかたはこちらの記事に育て方が解説してありますよ。
②青ネギをカットして保存する場合
あらかじめ、青ネギを使う用途が決まっているときなどはカットして保存するのが便利です。目的のサイズに切ったものを密閉できる袋や容器にいれて、冷蔵庫または冷凍庫で保存します。冷蔵庫であれば2~3日、冷凍庫であれば1か月ほど保存できます。
冷凍保存のネギを解凍したら使い切ろう
カットした青ネギを解凍した場合、劣化が急速に進みます。そのまま放置しておくと色が悪くなったり風味が落ちてしまいます。一度解凍したものは使い切るようにし、再冷凍などは避けましょう。
青ネギを1回に必要な量にカットして冷凍しておけば、調理の毎回の手間が省けるね。
ネギは切った後のまな板の処理などが気になるから、切って冷凍しておくと便利!次は簡単に作れる人気レシピをみていきましょう。
そういえば、ネギといっても「青ネギ」や「白ネギ」「長ネギ」など呼び名がいくつもありますね。違いについてはこちらの記事に詳しく解説がありますよ。