アイスクリームブルーバナナとは？アイスの味がする？植物の特徴や育て方！

バナナと聞くと栽培が難しそうなイメージがあるかもしれませんが、アイスクリームブルーバナナは初心者でも簡単に育てられるので人気があります。暑さや寒さに強いだけでなく、幹が丈夫で倒れたり折れたりしにくいのも魅力です。そんなアイスクリームブルーバナナを、家庭菜園で上手に育てる方法をご紹介します。

アイスクリームブルーバナナは日当たりと水はけのよい場所で育てましょう。太陽の光をたっぷりと浴びて育てると、甘くておいしいアイスクリームブルーバナナが収穫できます。耐暑性が強く、夏の直射日光に当たっても問題なく育つ品種です。風通しのよい環境で育てると、害虫被害を受けにくくなります。

アイスクリームバナナはバナナの品種の中でもとくに耐寒性が強く、ー5℃まで耐えられるのが特徴です。しかし、寒冷地の場合はー5℃を下回ってしまう恐れがあるので、寒さ対策をしてから冬越しさせましょう。鉢植えの場合は、室内や軒下などの寒さをしのげる場所へ移動させます。地植えの場合は、幹に保温効果のある断熱材やゴザを巻きつけて防寒してください。

アイスクリームブルーバナナは水はけのよい用土で育てると健康的に育ちます。市販されている用土を使用する場合は「サボテン用の培養土」がおすすめです。自分で配合する場合は、赤玉土と腐葉土をよく混ぜ込んだ用土に、少量の川砂を加えた用土を使用してください。鉢植えで育てるには約20Lの用土が必要なため、余裕のある大きめの鉢を使用するのがポイントです。

アイスクリームブルーバナナの植え付けは、3月〜5月に行いましょう。暖かい環境で育てると甘いバナナが収穫できるため、栽培中に冬を迎えないように育てるのが重要です。地植えでも鉢植えでも、あらかじめ苗よりもひと回り大きな植え穴を掘っておきます。植え付け後は、苗が倒れないように土でしっかりと固定してください。

アイスクリームブルーバナナの苗は、ホームセンターや園芸店などでごく稀に販売されている場合もありますが、確実に購入するには通販を利用するのがおすすめです。Amazonや楽天市場だけでなく、園芸店のホームページからも購入できます。樹高30cm〜40cm程度のアイスクリームブルーバナナ苗が1本で4,000円〜5,000円ほどが相場です。

アイスクリームブルーバナナは水をたくさん与えて育てる必要があるため、朝と夕方の1日2回水やりをしましょう。水切れを起こしやすいので、地植えの場合も雨水だけでなくしっかりと水を与えてください。鉢植えの場合は、鉢底から水が流れ出る程度にたっぷりと水やりをします。土の表面が乾ききる前に、次の水やりをするようにしましょう。

肥料はチッ素とカリウムが多く配合されている固形肥料がおすすめです。チッ素は、アイスクリームブルーバナナの葉をたくさん増やしてくれる効果が期待できるので、光合成に役立ちます。カリウムは根の健康状態を保つ効果があり、しっかりを水を吸い上げる手助けをしてくれる大切な成分です。肥料切れを起こすと、甘みの少ない果実になってしまうので注意しましょう。

アイスクリームブルーバナナは植え付けてから収穫までは2年〜3年ほどかかります。3月〜5月に植え付けをした1年〜2年後に花を咲かせ、その花後に果実をつけるのが特徴です。未熟果の青銀色の状態で房ごと切り取って収穫してください。アイスクリームブルーバナナは常温で保管し、果実が黄色く熟してきたら食べごろです。