山菜18種類まとめ!生えている場所・見分け方やおすすめの食べ方をご紹介!

山菜18種類まとめ!生えている場所・見分け方やおすすめの食べ方をご紹介!

山菜は、北から南まで、日本各地に300種類以上自生しています。独特の香りや苦みを楽しめ、春を告げる食材として古くから人気があります。この記事では代表的な山菜の種類や生えている場所、似ている有毒植物との見分け方や、おすすめの食べ方を見ていきましょう

記事の目次

  1. 1.山菜とは
  2. 2.山菜の種類①~③
  3. 3.山菜の種類④~⑥
  4. 4.山菜の種類⑦~⑨
  5. 5.山菜の種類⑩~⑫
  6. 6.山菜の種類⑬~⑮
  7. 7.山菜の種類⑯~⑱
  8. 8.まとめ

山菜の種類⑬~⑮

⑬つくし

基本情報

Photo byadege

呼び名 すぎな・ずいな・つくしんぼ
収穫時期 3月~6月初旬
採取できる地域 北海道~九州
生えている場所 土手・河原・道ばた
おすすめの食べ方 天ぷら・山菜ごはん・佃煮など
アク抜きの方法 沸騰した重曹入りの水で茹で冷水にさらす

つくしは、春を告げる代表的な食材の1つで、全国各地に自生しています。スギナと地下茎でつながっていることから、植物学上はスギナと同じ分類です。ほろ苦さやシャキシャキ感が特徴で、はかまと頭を取り除いた茎の部分だけを食べます。

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⑭トリアシショウマ

基本情報

ボタニ子

ボタニ子

写真の右から2番目がトリアシショウマだよ!

呼び名 ヤマナ・アワボ
収穫時期 4月~6月
採取できる地域 北海道~中部地方
生えている場所 山地・草原・林道
おすすめの食べ方 和え物・お浸し・天ぷらなど
アク抜きの方法 沸騰した塩水で茹で、冷水にとる

トリアシショウマは、若芽の形が鳥の足に似ています。麻と同じように葉が伸びることから、漢字で「鳥足升麻」と表記されたのが名前の由来です。葉が開く前の若芽は、アクやクセが少なく、さまざまな料理にあいます。シャキシャキした食感も楽しめます。

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⑮根曲り竹(ネマガリタケ)

基本情報

呼び名 姫竹(ひめたけ)・クマザサ・コウライザサ
収穫時期 5月初旬~6月
採取できる地域 北海道~関東北部
生えている場所 林道の笹やぶ・山間部
おすすめの食べ方 タケノコご飯・刺身・煮物など
アク抜きの方法 なし

根曲がり竹は笹の若芽で、細くて小さく、かわいらしい姿の山菜です。歯触りや香りがよく、アクも少ないため、山菜シーズンに人気の高い食材です。新鮮なものは生の状態で、刺身として食べられます。熊も大好物なため、採りに行く際は十分に注意してください。

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山菜の種類⑯~⑱

⑯ハンゴンソウ

基本情報

呼び名 ハンゴンソウ
収穫時期 4月~5月
採取できる地域 北海道~本州中部
生えている場所 沢沿い・山野の湿地
おすすめの食べ方 煮物・塩漬け・天ぷらなど
アク抜きの方法 沸騰した塩水で茹で、皮をむき水にさらす

ハンゴンソウは夏に黄色いきれいな花を咲かせます。山菜として楽しめるのは、葉が完全に開いていない若芽の状態のものです。程よい苦みやフキのような香り、シャキシャキ感が特徴です。20cm~30cmの草丈のものが食べごろとされます。大きくなりすぎたものは根元が硬いため、先端の柔らかい部分を採取しましょう。

ハシリドコロとの見分け方

ハンゴンソウです。

こちらはハシリドコロです。ハシリドコロは誤って食べると、嘔吐や下痢、幻覚症状などを引き起こす有毒植物に分類されています。ハンゴンソウとよく似ているため注意が必要です。見分け方のポイントは、葉の形と香りです。ハンゴンソウの葉は鳥の羽のように3~7枚に裂け、ウドのような渋い香りがします。ハシリドコロの葉は卵型で、香りはありません。

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⑰フキノトウ

基本情報

Photo by T.Kiya

呼び名 バッケ
収穫時期 2月~5月
採取できる地域 日本全国
生えている場所 山間部・平地
おすすめの食べ方 お浸し・天ぷら・煮物・フキノトウ味噌など
アク抜きの方法 沸騰した重曹入りの水で茹で、一晩水にさらす

フキノトウは雪解けと共に姿を見せる、春を知らせてくれる代表的な食材で、ほろ苦い独特の風味が特徴です。鮮度が重要で、時間が経つとエグミや苦みが強くなってしまいます。新鮮なうちに食べるのがおすすめです。つぼみが固く閉じ、花芽が葉で隠れているものが食べごろです。

ハシリドコロとの見分け方

芽吹いたばかりのフキノトウとハシリドコロは、とてもよく似ています。ハシリドコロは有毒植物に分類されているため、見間違いには注意しましょう。見分け方のポイントは、芽に毛があるかないかです。フキノトウには産毛が見られますが、ハシリドコロには毛がありません。

⑱わらび

基本情報

Photo byhhorakova

呼び名 シトケ・コブシナ・ホドロ
収穫時期 4月~5月
採取できる地域 日本全国
生えている場所 草原・山中・雑木林
おすすめの食べ方 ナムル・お浸し・天ぷら・炊き込みご飯など
アク抜きの方法 重曹入りのお湯に浸し、半日~1日置く

わらびは、春を告げる山菜の1つで、葉が開く前の若芽の部分を食べます。山菜の中でも、アクが非常に強いため、必ずアク抜きをしてから食べましょう。独特の風味と心地よい歯ざわりが楽しめ、どんな料理にもなじみやすいのが特徴です。わらびの根のでんぷんからは、わらび餅の原料のわらび粉が採れます。

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まとめ

出典:写真AC

日本には多くの種類の山菜があります。それぞれが独特の香りや味を持ち、春には欠かせない食材とされています。自分で採る山菜の味は格別ですが、毒性の強いものも紛れているため、見分け方に注意が必要です。山菜の種類を知っていると、自然に触れるのが楽しくなります。春にはぜひ山菜探しに出かけてみてくださいね。

Anna
ライター

Anna

大きなお庭のある暮らしに憧れながら、バルコニーでひっそりガーデニングを楽しんでいます。

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