オージープランツ・低木の品種10選
低木の品種①初恋草
扇形の花の形と独特の青系の花がおしゃれな初恋草は、耐暑性・耐寒性ともに弱いので、鉢植えで育てることをおすすめします。多湿は好みませんが、極端な乾燥も枯れる原因となるので注意しましょう。
学名 | Leschenaultia |
別名 | レシュノルティア、レケナウルティア |
分類 | クサトベラ科レシュノルティア属:多年草、低木 |
樹高 | 30~60cm |
花色:花期 | 白、黄、赤、青、複色:10~翌5月 |
耐寒暑性 | 耐寒性:やや弱い 耐暑性:弱い |
低木の品種②ライスフラワー
ライスフラワーの名前は、ピンク色の蕾がとても小さく、米粒のように見えることが由来です。日当たりのよい場所での栽培が好ましいですが、強い日差しの下では葉焼けする場合があります。また乾燥した環境を好むので、鉢植えで管理して炎天下や雨を避けましょう。
学名 | Ozothamnus diosmifolius |
別名 | ー |
分類 | キク科オゾタムヌス属:低木 |
樹高 | 30~300cm |
花色:花期 | 白、ピンク:3月下旬~6月上旬 |
耐寒暑性 | 耐寒性:やや弱い~普通 耐暑性:やや弱い |
低木の品種③エレモフィラ・ニベア
エレモフィラ・ニベアはホワイトツリーともよばれ、シルバーリーフと紫の花の組み合わせがおしゃれな植物です。雨を苦手とするため地植えでの栽培は困難です。鉢植えで楽しむ際には、同じように過湿を好まない植物と組みあわせるとよいでしょう。
学名 | Eremophila nivea |
別名 | エミューブッシュ |
分類 | ゴマノハグサ科エレモフィラ属:低木、多年草 |
樹高 | 50~250cm |
花色:花期 | 白、ピンク、赤、黄、淡青:1~6月 |
耐寒暑性 | 耐寒性:弱い 耐暑性:やや弱い |
低木の品種④ウエストリンギア
オージープランツのなかでも比較的育てやすいウエストリンギアは、暖地ならば地植えで育てることが可能です。真夏と真冬以外は花を咲かせ、斑入りの品種もあります。オーストラリアの環境にあわせて、やせ地で日当たりのよい場所で育てるとよいでしょう。
学名 | Westringia |
別名 | オーストラリアンローズマリー |
分類 | シソ科ウエストリンギア属:常緑性低木 |
樹高 | 100~150cm |
花色:花期 | 白、ピンク、紫:3~7月、9~11月 |
耐寒暑性 | 耐寒性:やや弱い 耐暑性:普通 |
低木の品種⑤コプロスマ・レペンス
耐寒性の弱いコプロスマですが、秋~初冬の寒さに当たると葉が美しく色づきます。暖地では地植えできる地域もありますが、基本的には鉢植えで育てたほうがよいでしよう。また、日陰でも育ちますが、日当たりのよい場所で育てたほうが鮮やかな葉色になります。
学名 | Coprosma |
別名 | ー |
分類 | アカネ科コプロスマ属:常緑性低木 |
樹高 | 20~200cm |
耐寒暑性 | 耐寒性:弱い~やや弱い 耐暑性:普通~強い |
低木の品種⑥コルディリネ
コルディリネは、スタイリッシュなカラーリーフがおしゃれな印象の植物です。耐陰性がないので、日当たりのよい場所で育ててください。地植え・鉢植えどちらでもOKですが、寒冷地で栽培する場合、冬場は室内での管理になります。天気のよい日は日光浴させるとよいでしょう。
学名 | Cordyline |
別名 | 千年木 |
分類 | キジカクシ科コルジリネ属:低木 |
樹高 | 1~10m |
耐寒暑性 | 耐寒性:普通 耐暑性:強い |
低木の品種⑦ドドナエア・パープレア
ドドナエアは、おしゃれなカラーリーフとして、近年注目されているオージープランツです。葉色は気温が高いと緑色を帯び、寒い時期になると紅葉します。ブッシュ状に育ちますが強剪定は避けてください。樹形の乱れた部分を整えるぐらいがよいでしょう。
学名 | Dodonaea viscosa ‘Purpurea’ |
別名 | ポップブッシュ、ハウチワノキ、ビスコーサ |
分類 | ムクロジ科ハウチワノキ属:常緑低木 |
樹高 | 1~3m |
耐寒暑性 | 耐寒性:普通 耐暑性:強い |
低木の品種⑧バンクシア
バンクシアは、オーストラリア産の植物の中でも人気の出てきた品種のひとつです。近年、おしゃれな園芸店の店頭などに鉢植えが並ぶようになりました。オーストラリア国内でも極端に乾燥した地域以外の全土で見られます。ユニークな花はワイルドフラワーの代表格ともいえるでしょう。
学名 | Banksia |
別名 | ー |
分類 | ヤマモガシ科バンクシア属:低木 |
樹高 | 1~25m |
花色:花期 | 白、赤、橙、黄、緑:品種による |
耐寒暑性 | 耐寒性:普通 耐暑性:強い |
低木の品種⑨プロテア
南アフリカが原産地のプロテアですが、オーストラリアから日本に入ってくる定番の輸入植物となっています。やせ地で育つ植物のため多肥は厳禁です。多湿も苦手とするので、日当たりのよい場所で乾燥気味に管理しましょう。大きくおしゃれな花は、鉢植えにするとかなりインパクトがあります。
学名 | Protea |
別名 | ー |
分類 | ヤマモガシ科プロテア属:常緑低木 |
樹高 | 30~200cm |
花色:花期 | 白、ピンク、赤、橙、複色:5~6月、8~9月 |
耐寒暑性 | 耐寒性:普通 耐暑性:強い |
低木の品種⑩ワックスフラワー
オーストラリアの砂漠地帯に自生しているワックスフラワーは、名前のとおり、ロウ(ワックス)でコーティングされたような花が特徴的で、全体に柑橘系の香りがあります。しっかりとした太い枝に育てるには日当たりのよい場所で栽培しましょう。
学名 | Chamelaucium uncinatum |
別名 | ウンキナツム、カメラウキウム |
分類 | フトモモ科チャメラウキウム属:低木 |
樹高 | 50~200cm |
花色:花期 | 白、ピンク、オレンジ、紫:4月上旬~6月中旬 |
耐寒暑性 | 耐寒性:弱い 耐暑性:普通 |
ボタニ子
次のページでは、中木と高木をご紹介しますね。
出典:写真AC