長ネギを冷凍保存する方法
冷蔵よりも冷凍のほうが長持ちするため、すぐに使うかわからない残り物の長ネギは冷凍しておくとよいでしょう。冷凍するときは使いかけを丸ごと冷凍するのではなく、少しだけ工夫をして保存します。解凍後使いやすいようにひと手間をかけてください。
レシピ別にカットしておくと便利!
どんなレシピに使用するかをあらかじめ考えてカットしてから冷凍すると便利です。薬味や汁物の浮き実には小口切り(輪切り)、炒め物や煮物にはぶつ切りといった形で切り方を変え、それぞれ保存しておきましょう。冷凍庫から出してそのまま調理できます。もちろん長いまま冷凍しても問題ありません。長ネギの白い部分は冷凍しても包丁でさくっと切れる程度の硬さです。いずれも保存期間は1カ月ほどです。
形状別・長ネギの冷凍手順
冷凍した長ネギは、解凍せずそのまま加熱調理したほうが色や食感を損なわずに調理できます。また、カットしたものを洗うと切り口から栄養が流れ出てしまいます。カットして冷凍する前にしっかり洗うこと、余分な水分は取り除いておくことがコツです。
小口切りの長ネギの冷凍
保存用袋やタッパーにキッチンペーパーを敷き、小口切りの長ネギを均等に広げるように入れます。袋を抑えてできるだけ空気を抜き、平らな状態で冷凍しましょう。キッチンペーパーを入れることで余分な水分が吸い取られ、ネギ同士がくっつきにくいです。千切りの白髪ねぎも同じように保存できます。
ぶつ切りの長ネギの冷凍
ぶつ切りも小口切りの長ネギ同様、キッチンペーパーを敷き保存袋やタッパーに均等に広げます。なるべく空気を抜いて袋を閉じ、凍るまで平らな状態を保ちましょう。
ボタニ子
キッチンペーパーは長ネギが凍るまで敷いておきましょう。翌日には取り出して大丈夫ですよ。
長いままの長ネギの冷凍
長ネギを保存袋の長さにあわせて切り、しっかりラップで包みます。包んだ長ネギを保存袋に入れ、空気を抜いて袋を閉じます。
ボタニ子
冷凍のネギは成長しないので、横向きのまま保存しても問題ありません。
冷蔵・冷凍以外の保存方法
冷蔵・冷凍保存以外にも長ネギを長持ちさせる方法があります。オイルに漬け込んで空気に触れないようにし腐敗を遅らせる方法と、土に埋めて鮮度を保つ方法です。オイル漬けは使いかけの長ネギ、埋める方法は大量のネギを保存するのにおすすめです。
オイル漬け
刻みネギの残りは、オイル漬けで長持ちさせることもできます。もちろん使いかけの長ネギを刻んでも問題ありません。清潔なビンなどの保存容器にネギを入れ、ひたひたになるまでオイルを入れます。オイルはゴマ油、オリーブオイルなど好みのものを使用しましょう。香味油として炒め物などに活用できます。
ボタニ子
オイル漬けは味付けをしたり、ほかの香味野菜と一緒に漬けたりとレシピの幅が広いので、いろいろ試してみてくださいね。
土に埋める
冬場、長ネギが大量に出回る時期におすすめの方法です。根付きの長ネギをそのまま土に埋めるというシンプルな方法で長期間の保存が可能です。花壇や畑の空いているスペースを、ネギを立てて埋められる深さまで掘り返します。青い部分は地上に出るようにし、白い部分が地中に入るよう埋めましょう。春になるまで長い間保存ができます。
ボタニ子
長ネギを埋める場所がある人にしか使えない方法なのが残念ですが…。
長ネギは用途に応じた方法で保存しよう
主役になることこそ少ないものの、使いたい機会の多い長ネギは常備しておけると便利ですね。薬味用は保存袋で冷蔵、鍋物用はカットして冷凍などといったように用途に応じた保存のしかたをしておけば、使いたいときにさっと使えて便利です。長ネギは上手に保存して、無駄のないよう使い切りましょう。
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出典:写真AC