千日紅の育て方【栽培スケジュール】
千日紅の栽培では、住んでいる地域によって種まきから開花時期がずれます。発芽温度に達しないと無事に育つことが難しいため、地域の気温の推移を把握しておくことをおすすめします。
千日紅の育て方【栽培日記】
千日紅の育て方のポイントを、実際に育てた画像とともに紹介します。今回は種まきから始めています。発芽・育苗の管理がしやすい育苗ポットを用意するのがおすすめですよ。
栽培者プロフィール
①種まき
種まきのポイント
- 飛ばされる可能性があるため風に注意する
- 育苗ケースではなく小さめのポットに種まきしてもOK
- 発芽するまで毎日水やりをする
②発芽
発芽のチェックポイント
- 発芽適温20~25℃のため、適温であれば本来は7~10日で発芽する
- あまりにも外気温が低い場合は、室内に入れる
③育苗ポットに植え替え
ポット同士の植え替えのポイント
- 育苗ケースは苗が取り出しにくかったため、ポットに種まきがおすすめ
- 新しいポットに移す際、元気がなかったら土に化成肥料を少しだけ混ぜる
④定植
ボタニ子
特に「ちなつ」のように横に広がる品種は、株間を広めにとったほうが安心ね。
定植のポイント
- 化成肥料を与えすぎると葉茎ばかり育つため要注意
- 日当たりのよい乾き気味の場所に定植する
- 株間は15cmほどあける(ちなつのような品種はもう少し広めでもOK)
ボタニ子
育った苗が少なかったら、地植え鉢に寄せ植えではなく小さな鉢に寄せ植えしてもいいね…。
⑤病害虫対策
千日紅の病害虫
千日紅は病害虫に強い花ですが、雨が多いと「赤さび病」にかかることがあります。夏の高温乾燥時期にはハダニが発生するため殺ダニ剤で駆除しましょう。また筆者が栽培した千日紅のように、斑葉病にかかることもあります。斑葉病にかかったまま放置すると、あっという間に枯れてしまうため水やり時に葉のチェックをしましょう。
⑥開花
⑦摘芯・切り戻し
摘芯
千日紅に一番花が咲いたら、摘芯すると、脇芽が増えて花数が増えます。今回は開花まで時間がかかったため摘芯していませんが、花数を増やしたい場合はぜひ摘芯をしましょう。
切り戻し
6月~10月、花が咲きおわり花がらが目立ってきたころや、真伸びしてしまったときに切り戻します。草丈の1/2~1/3ほどの長さに切りそろえると、新芽が出て花数が増します。摘芯は一番花だけを取りますが、切り戻しは茎全体を切る作業です。一度開花させてから切り戻しをすることで新たな花を楽しめるため、必須作業といえます。
コツを押さえて千日紅栽培に挑戦!
千日紅栽培のコツのまとめ
- 種まきは、暖かくなったころにすると発芽が早い
- 発芽するまでは水を切らさず毎日水やりをする
- 肥料を与えすぎると茎葉ばかり成長するため規定量を守る
- 病気になったらすぐに対応する
- 花数を増やす場合は摘芯、切り戻しをする
千日紅は季節を問わずに楽しめ、開花時期が長く日本の夏の気候に適しています。比較的手間がかからずにかわいらしい花がたくさん咲くため、寄せ植えや花壇のポイントにぴったりです。開花したらドライフラワーやハーバリウムに活用できますよ。また背丈の高いキバナセンニチコウの園芸品種なら、宿根多年草で毎年咲いて楽しめます。コツを押さえてぜひ千日紅栽培にチャレンジしましょう。
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Mippy88です。