バジルを水耕栽培しよう！おすすめの時期や育て方、コツを詳しく解説

植え替えが終わったバジルの水耕栽培の管理は、ほぼ水を替えるだけです。水換えのタイミングは水の様子を見つつですが、2日～3日に1回、長くても1週間に1回は取り替えましょう。水には液体肥料を使用するため、栄養があります。暑い季節に水が濁ったり、臭いがしたりしたらすぐに新しい水に取り替えて、入れ物もきれいに洗うかほかのものに取り替えると安心です。

バジルの水耕栽培は、水と液体肥料だけで育てます。肥料は水耕栽培に適した専用の液体肥料を選びましょう。100円ショップで扱っていることもありますが、ない場合は苗を扱っている園芸店やホームセンターで購入できます。アマゾンや楽天市場などのECサイトを利用するのもよいでしょう。用法をよく読み、正しく使ってください。

バジルは日光を十分に浴びて育つと、香りや葉の色つやがよくなります。そのため室内で育てる場合は、日光がよく当たる窓際を選びましょう。ただし、水耕栽培に使用している水には液体肥料を入れるため栄養状態がよく、コケが生えることがあります。どうしてもコケが生えるようであれば、水耕栽培の水の部分に、外からアルミホイルか黒いテープを貼るのがおすすめです。

バジルの水耕栽培をしたいけれど、室内に日当たりのよい場所がないという人もいるでしょう。日当たりがよくない場合は、蛍光灯やLED電球を使っても水耕栽培できます。蛍光灯よりもLED電球のほうが電気代も少なくて済むためおすすめです。寒い季節に水耕栽培を始めたい場合も、日照時間の少なさをカバーするために、蛍光灯やLED電球が役に立ちます。

バジルの葉が20cmくらいまで育ってきたら、芽の先を摘心しましょう。半分くらいまで思い切ってカットしても、先の葉を4枚分くらいカットしてもよいです。バジルはそのまま育てるとどんどん上へと伸びていきます。摘芯することで、脇芽が育ち、横へ葉を大きく伸ばすため、収穫量もぐんと増えます。

摘芯したバジルの葉を少し残して、新しく水耕栽培を始めましょう。下のほうの葉を何枚か取って、茎を斜めに切ります。水の中に切り口をつけておくと、根が出てきます。そのときに発根剤を使ってもよいでしょう。根が出てきたバジルは根元が水没しないように、水耕栽培してください。

ハイドロボールを使って水耕栽培していると、たまに白いふわふわしたカビが生えることがあります。発見したらすぐにバジルの根を洗い、ハイドロボールを取り替えて、新しい入れ物に新しいハイドロボールで水耕栽培をし直しましょう。カビの生えたハイドロボールはきれいに洗って日光にあて、しっかり乾かせばまた使えます。

水耕栽培しているバジルの根が黒く根腐れしてきたら、酸素不足の症状です。根腐れした部分はあきらめて、根を切り落としましょう。少し上の健康な茎を斜めに切って水につけておけばまた発根するので問題ありません。ほかに水耕栽培しているバジルが多くある場合は、葉を全部とって食べてしまってもよいでしょう。根の生え際で呼吸をするため、全部水に浸からないようにするのがコツです。

バジルの水耕栽培でどうしても根腐れが多くなってしまう場合は、水中の酸素濃度が低いのかもしれません。バジルの根っこの元を空気中に出すことに加え、金魚やメダカ用の泡の出るポンプで酸素を補給する方法もあります。しかし、モーターを使い大掛かりになってしまうため、魚用に市販されている「酸素の出る石」を入れておくのもよいでしょう。

バジルは初心者でもプランターや家庭菜園で、育てられるハーブです。プランターや家庭菜園と違って、水耕栽培は室内で行うもののため、病害虫の心配をせずにすみます。また、バジルの水耕栽培は季節を問わずチャレンジ可能です。バジルは美味しいだけでなく、見た目にも美しいためインテリアとしても役立ちます。ぜひ、バジルの水耕栽培に挑戦してみてください。