アンディーブとはどんな野菜?旬の季節・味や美味しいレシピをご紹介!

アンディーブとはどんな野菜?旬の季節・味や美味しいレシピをご紹介!

アンディーブとは野菜の一種で、主にヨーロッパで好んで食べられています。日本では見かける機会が少ないですが、たくさんの特徴を持つ魅力的な野菜です。今回はアンディーブの見た目や味などの特徴、食べ頃の時期、おいしい食べ方について紹介します。

記事の目次

  1. 1.アンディーブとは
  2. 2.アンディーブの特徴
  3. 3.アンディーブの旬の季節と主な産地
  4. 4.アンディーブを使ったおすすめレシピ
  5. 5.アンディーブ(チコリ)の種類
  6. 6.アンディーブを食べてみよう!

アンディーブを使ったおすすめレシピ

Photo by Andrew Wilkinson

アンディーブは生でも加熱してもおいしく食べられるため、あらゆる料理に向いています。初めて食べる方は、ぜひ生でサラダにして苦みや甘みを楽しんでみてください。生よりも加熱したほうが苦みが和らぐため、苦みが苦手な方は火を通して食べることをおすすめします。洋食はもちろん、和食にもよくあう食材です。

レシピ①サラダ

材料(2人分)
アンディーブ(チコリー)2本
ケッパー適量
オリーブオイル適量
バジルの葉20枚位
アンチョビフィレ3枚
オリーブオイル大さじ1
ワインビネガー中さじ1
塩適量
生乳ヨーグルト200g
にんにく1かけ

作り方

  1. アンディーブは洗って食べやすい大きさにカットする
  2. ケッパーはオリーブオイルで素揚げにして取り出し冷ましておく
  3. バジル、アンチョビ、ワインビネガー、ヨーグルト、ニンニク、塩をミキサーにかける
  4. 器にアンディーブを盛り付けケッパーをトッピングする
  5. 4に3をかける

作るときのポイント

  • アンチョビの香りが苦手な場合は、ヨーグルトを足すとまろやかになる
  • ケッパーは好みのナッツに置き換えてもおいしく仕上がる
  • トマトやキュウリなど野菜をプラスするのもおすすめ

レシピ②チコリボート

材料(2人分)
チコリ7~8枚
サーモン(刺身用)80g
マッシュルーム(生)1~2個
■A
カッテージチーズまたはマヨネーズ大さじ1くらい
塩少々
胡椒少々
ディル(あれば)少々
オリーブオイル(カッテージチーズを使う場合)小さじ1
レモン汁少々

作り方

  1. チコリ(アンディーブ)は1枚ずつはがして洗い、水気を切る
  2. 1のうち2枚ほどをみじん切りにする
  3. マッシュルームの表面を湿らせたキッチンペーパーなどで拭く
  4. 3とサーモンを粗くみじん切りにする
  5. ボウルに2と4とAを入れて混ぜ合わせる
  6. 好みの量をチコリにのせて器に盛る

作るときのポイント

  • マッシュルームは、粗くみじん切りにした後に軽く炒めてもよい
  • マヨネーズを使う場合は、オリーブオイルは省く
  • サーモンはマグロやツナに変えてもおいしくておすすめ
ボタニ子

ボタニ子

アンディーブの形を生かした、おもてなしにピッタリの使い方ができるおすすめのレシピだよ!

レシピ③天ぷら

材料(2人分)
国産ちこり(アンディーブ)1本
天ぷら粉大さじ1
水大さじ1と1/2
サラダ油適宜

作り方

  1. チコリ(アンディーブ)は洗って水気をとり、縦に4等分にカットする
  2. ボウルに天ぷら粉と水を入れて混ぜ、衣液を作る
  3. 揚げ鍋に油を入れ加熱する
  4. 油が温まったら、チコリ(アンディーブ)に衣液をつけて揚げる

作るときのポイント

  • 衣液を自作する際は、サラサラよりも少しとろみがあるほうがサクッと揚がる
  • 揚がったら熱いうちに食べるほうがトロッとしていておいしい
  • 塩や天つゆ、しょうゆで食べるのがおすすめ

レシピ④グラタン

材料(2人分)
アンディーブ1個
スライスベーコン4枚
バター10g
生クリーム50cc
塩、こしょう各少々
パン粉大さじ1
とろけるチーズ30g
イタリアンパセリ適宜

作り方

  1. チコリ(アンディーブ)は洗って水気を切り、縦に4等分に切り分ける
  2. 切り分けたチコリを、それぞれベーコンで巻く
  3. 耐熱容器にバターを塗り2を並べる
  4. 3の上から生クリームをかけ、塩こしょうをふる
  5. 4の上にパン粉をかけて200℃のオーブンで10~15分焼く
  6. 焼きあがったらイタリアンパセリをトッピングする

作るときのポイント

  • ベーコンを巻くことで、チコリに味が染み込みおいしさがアップする
  • 味が薄いようであれば、焼く前にチーズをのせるのもおすすめ
  • 生クリームでチコリの苦みが和らぎ、子供でも食べやすく仕上がる
ボタニ子

ボタニ子

アンディーブって色々な使い方ができるんだね!いろいろな料理にチャレンジしてみてね!

アンディーブ(チコリ)の種類

アンディーブ(チコリ)には、非常に品種が豊富です。白菜のような形をしているものばかりでなく形状はさまざまで、色や歯ごたえ、味もそれぞれ異なります。苦みのあるのが特徴といわれていますが、中には甘みの強いタイプも存在します。好みのアンディーブ(チコリ)を見つけて、料理に取り入れてみてはいかがでしょうか。

種類①ウィットルーフ

ウィットルーフは日本でよく見られる種類で、白菜を小さくしたような形をしています。みずみずしくシャキシャキとした食感を持ち、苦み甘みの両方を感じられるのが魅力です。苦みを楽しみたいなら生でサラダに、甘みを感じたいなら煮込み料理にするのがおすすめです。レモン果汁を入れた湯で湯通しすると、アクが抜けてまろやかになります。

種類②パン・ディ・ズッケロ

パン・ディ・ズッケロはキャベツのように明るい黄緑色をしており、長さ30~35cmでアンディーブの中でも大きめのタイプです。形は白菜にとてもよく似ています。別名を「シュガーローフ」「シュガーブレッド」というように、苦みが少なく甘みが強くて食べやすいです。イタリアで人気の品種で、サラダの具材として人気があります。

種類③レッドチコリ

レッドチコリは名前から分かるように、赤紫色をしているのが特徴です。形は白菜のように細長く、葉先はくるっと巻いています。レタスとキャベツの中間のような硬さをしており、しっかりとした歯ごたえが魅力です。味はほろ苦く彩りがよいため、サラダやリゾット、炒めてつけあわせするなど、さまざまな使い方を楽しめます。

種類④チコリーノ

チコリーノとはイタリア語で「小さなチコリ」という意味で、小さいバラのような見た目です。レタスよりも肉厚でキャベツのように歯ごたえがあり、主に生でサラダにして食べられています。苦みが少なく食べやすく、かわいらしい見た目をしていることから、あらゆる料理のトッピングにも人気です。色は赤紫と緑の2種類あります。

種類⑤チコリア

イタリアで一般的にチコリと呼ばれるものが「チコリア」で、結球せずに葉が開いて育つのが特徴です。春菊や西洋タンポポに見た目がよく似ており、茎が長く濃い緑色をしています。生でも加熱調理しても食べられますが、苦みが強いため、生で食べる場合は水でさらすなど下処理が必要です。オイルとの相性がよく、炒め物に向いています。

ボタ爺

ボタ爺

白菜のような形をしているものが主流のアンディーブの中では、比較的珍しい存在じゃな。苦いのが好きな人にはおすすめの品種じゃよ!

アンディーブを食べてみよう!

出典:写真AC

アンディーブとは、苦みの中にも甘みのある、不思議な魅力を持つ野菜です。種類も豊富で、さまざまな食べ方もできるため、ヨーロッパではあらゆる料理に使われています。アーティチョークなどの珍しい野菜のように日本ではまだまだ手に入りにくいですが、国産のものも増えてきています。アンディーブを見かけたら、ぜひ一度食べてみてくださいね。

Anna
ライター

Anna

大きなお庭のある暮らしに憧れながら、バルコニーでひっそりガーデニングを楽しんでいます。

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