胡麻(金ごま)とは
胡麻の香りはお好きですか?「ごま油の香りが大好き」という人も多いようです。胡麻は強い植物で栽培時は場所や土壌を選ばず、初心者でも育てやすいのが嬉しいポイントです。まずは、胡麻についてチェックしていきましょう。
胡麻の種類(金ごま・白ごま・黒ごま)
胡麻には大きく分けて3種類、金ごま、白ごま、黒ごまがあります。栄養成分はそれほどかわりません。それぞれの特徴や違いをご紹介します。
金ごまの特徴
金ごまは白ごまや黒ごまに比べると脂質・油が多く、コクのある独特の甘みと豊かな香りが特徴です。種皮には、フラボノイドといわれる抗菌作用のある成分が含まれています。また、「黄ごま」や「茶ごま」という別名でも呼ばれています。主な産地は茨城県、京都府、鹿児島県です。
白ごまの特徴
白ごまは、日本で一番多く栽培されている種類です。濃厚な甘みとしっかりとした味を楽しめるのが特徴です。生産量も多く、黒ごまより脂質が多いことから、ごま油の原材料として使われています。日本での主な産地は、鹿児島県です。
黒ごまの特徴
黒ごまの特徴は、ブルーベリーなどに多く含まれるアントシアニンというポリフェノールが黒く固い種皮に含まれていることです。目の機能の回復、疲れに効果的といわれています。また、種皮の部分に多く含まれているカルシウムなどのミネラルが摂取できます。主な日本の産地は、鹿児島県と沖縄県です。
胡麻(金ごま)の育て方
胡麻の違いがわかったところで、次は栽培方法を見ていきましょう。
胡麻(金ごま)の育て方の概要と難易度
種 類 | 科 目 | 属 名 | 原 産 地 | 難 易 度 |
金胡麻 | ゴマ科 | ゴマ属 | アフリカ | ★☆☆☆☆ |
胡麻は、アフリカのサバンナ地帯が原産地です。紀元前3500年頃にインドで栽培が始められており、最も古く栽培されていた植物として知られています。一般的に、胡麻は5月中旬から6月上旬頃に種まきをし、収穫は9月から10月頃です。背丈が約1~1.5m程度に成長します。暑さや乾燥に強く比較的簡単に栽培できますが、寒さには弱く、寒冷地では種まきを早くしすぎると育たないことがあります。
胡麻(金ごま)の栽培時期
以下の表が、金胡麻の栽培時期・栽培スケジュールです。比較的、植える期間の幅がある植物です。地域の気候によっても異なるため、参考程度にしてくださいね。
実際に栽培をしてみました!
実際に栽培をしてみました。ここからは栽培日記の形式でご紹介します。
胡麻(金ごま)の育て方1日目:種まき
栽培1日目(5月20日):種まき
胡麻(金ごま)の育て方11日目:発芽
栽培11日目(5月30日):発芽
胡麻(金ごま)の育て方21日目:間引き
栽培21日目(6月9日):間引き
再度種まき
- 残念ながら発芽しなかった種や発芽しても虫に食べられてしまったものがありました。空いている場所に、再度種を蒔きます。
ボタニ子
次のページで、さらに成長していく金ごまを見ていきましょう。
出典:筆者撮影(本記事掲載の、出典記載のない全ての画像)