花が咲かないのはなぜ?
サクララン(ホヤ)を育てている方なら「花が咲かない!」と悩むこともあるでしょう。咲かないのには理由があるはずです。この記事を読んで疑問を解消してくださいね。
花が咲かない理由①つるの成長
サクララン(ホヤ)は、つるが1m以上に成長した株にしか花芽を付けないといわれています。伸びすぎたからとつるを切り戻してしまうと、いつまでたっても花芽が上がってきません。毎年同じつるに花を咲かせるため、花後の切り戻し剪定で切らないようにしましょう。また、耐寒性が低く季節外れの植え替えで根っこを傷つけてしまうと、花芽の出が悪くなってしまいます。
花が咲かない理由②日光の不足
植物の成長に欠かせないのが日光です。日光を浴びて光合成をすることで、葉っぱや根っこ、そしてつるが成長していきます。しっかりと光合成をできる明るい室内で育てて行くのがポイントです。しかし、夏の直射日光は葉焼けの原因になってしまうため、気をつけましょう。
花が咲かない理由③肥料のやり方
サクララン(ホヤ)には、花の肥料が必要です。観葉植物でもあり、鉢花でもあるからです。しかあし「花が咲かない理由①つるの成長」で記したとおり、つるが充分に成長していないと意味がありません。株が小さいうちは観葉植物の肥料を使い、つるがしっかりと伸びてきたら花の肥料を使うようにしましょう。具体的な肥料の使い方は、この記事の「育て方①用土と肥料」をご覧ください。
インテリアをおしゃれに魅せる仕立て方
つるを伸ばして葉の美しさと花を楽しむには、どのような仕立て方をすればよいのでしょうか。鉢植え、ハンギングでおすすめのスタイルをご紹介していきます。植え付けや植え替えの参考にしてくださいね。
仕立て方①鉢植えで葉とつるを楽しむ
写真(上):高さのあるスリムな鉢に植え込んだホヤカルノーサは、ツヤのある葉に日光もまんべんなくあたり、お手入れもしやすそうですね。写真(下):シンプルなプラ鉢に支柱を組んでつるを誘引しています。空間を活かした仕立て方ですね。
仕立て方②ハンギングでつるを楽しむ
写真(上):流木を使ったプラントハンガーの左はしがホヤリネアリスです。ビカクシダやハートカズラも一緒のハンギングで、白い壁にグリーンが映えますね。写真(下):アートな陶器鉢に植え付けた、ホヤカーティシー。シャビーな葉色を活かした個性あふれる仕立て方です。
サクララン(ホヤ)の増やし方
おすすめの増やし方は挿し木(挿し芽)
おすすめの増やし方は、挿し木(挿し芽)です。春、4〜6月の植え替えと同じ季節がよいでしょう。暖かい地域では9月も適期です。切り戻したつるを2〜3節ほど切り取って、挿し木用の土に挿します。浸水または霧吹きで挿し木した用土が乾きすぎないようにしながら、明るい日陰で管理しましょう。
サクララン(ホヤ)の植え替え
サクララン(ホヤ)の植え替えのコツ
- 植え替えの季節は、春4〜6月がおすすめ!間違った季節の作業は、ストレスで花芽をつけなくなったり、葉が落ちるなど成長を阻害するだけ
- 作業前1週間ほど水やりをストップ!土が乾いていると根っこへのダメージが少なく、作業もしやすくなるためおすすめ
- タイミングは2〜3年に1度、鉢のサイズを大きくしすぎない!根っこがとてもデリケートなため、植え替えでのストレスを最小限にする工夫も大切
- 鉢底石を入れて、水はけのよい土で植え替えたら、たっぷりと水やりして明るめの室内で管理!
まとめ
甘い香りも楽しめる手毬のようなかわいい花、ぷっくりと肉厚な葉が特徴のサクララン(ホヤ)をご紹介しました。花と緑のある暮らしに、室内で長く楽しめる観葉植物サクララン(ホヤ)をプラスして、おしゃれなインテリアを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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出典:写真AC