初心者におすすめの春植え夏野菜は?
春植えの野菜は育て方の簡単な種類が多い
春は野菜の栽培を始めるのに一番よい季節
春になると温かくなり気温が安定してくるため管理がしやすく、初心者でも簡単に作れる野菜の種類もたくさんありベランダでも栽培できます。
実がなる野菜が多い
春植えの夏野菜は実になるものが多いので収穫までの成長を見ながら楽しく栽培できます。
初心者におすすめのプランター栽培①トマト
夏野菜の代表!育て方も簡単でベランダでもよく育つ
プランター栽培の代表格
栄養価が高いトマトは一度に収穫できる量が多く、食べ方のレパートリーも豊富です。見た目も可愛く育て方も難しくないのでプランター菜園の中でも人気があります。
トマトの育て方
苗の植え付け時期は4月~5月
トマトは種から苗になるまでに約2か月間かかるので苗から育てる方が簡単で初心者にはおすすめです。苗は茎が太く葉が張っていて元気のあるものを選びます。4月~5月に植えつけ、7月~8月ごろに収穫できます。
プランターサイズと土
トマトは根を張るのでたくさんの土が必要になるため、大きめのサイズを選びましょう。長方形型や丸形で幅25㎝~30cmで深さ30cm以上が目安です。土は野菜用培養を使用します。
苗の植え付け
苗は植え付ける前に水やりをして容器から取り外しやすくしておきます。プランターに鉢底石を敷き、その上から培養土を入れます。土はプランターいっぱいまで入れず、高さを数センチ残しましょう。苗を植える場所に苗の根鉢が入る大きさのくぼみをつくり、やさしく苗を移し入れます。このとき根鉢が崩れないように注意しましょう。植え付け後は根が乾燥しないようにたっぷりと水をあたえます。
支柱を立てて苗を支える
苗が成長してくると倒れたり折れたりしないように苗を支えるため支柱を立てます。朝ひもなどを使って茎と支柱を結びます。茎の部分は成長を妨げないように余裕をもって結びましょう。
水やりの注意点
水やりは1日一回、なるべく午前中の早い時間にたっぷりあたえます。夏は土が乾きやすくなるので様子を見て必要なら水やりをしましょう。土が完全に乾いてから根本を中心に水をかけましょう。
初心者におすすめのプランター栽培②オクラ
収穫量が多く育て方が簡単
比較的短期間ですぐ収穫できる
収穫量が多く短い栽培期間で作れるオクラもまた栄養価が高く丈夫で育てやすい夏野菜です。
オクラの育て方
苗の植え付け時期は4月下旬~5月
本葉が数枚つき茎が太くしっかりして緑が濃い苗を選びます。成長の早いオクラは花が咲いて10日後には実がなりはじめます。
プランターサイズと土
オクラも根をはる野菜なのでプランターは幅や奥行き、深さともに30cm以上のサイズを使用しましょう。土は野菜用培養土を使用します。
苗の植え付け
プランターに鉢底石または防虫ネットを敷きその上に培養土を入れます。苗は植え付け前にたっぷり水をあたえておきます。土の上に苗の根鉢の大きさの穴をあけ、根鉢を崩さないように気を付けながら植え付けます。土に定着するまでの約一週間はしっかり水やりをします。
支柱を立てる
苗を支えるために支柱を立て、麻ひもなどで茎を傷めないようにゆるめに支柱と結びます。
水やりの注意点
土が乾燥したら水をあたえるようにし、様子を見て朝と夕方の1日2回程度水やりをします。収穫時期は水分がたくさん必要になるので乾燥させないように気をつけましょう。
食べ頃サイズは10cm前後
美味しく食べられるオクラのサイズは10cm前後の大きさです。オクラは成長が早いのであっという間に大きくなります。大きくなりすぎると固くなり味も落ちてしまうので毎朝観察して収穫しましょう。
初心者におすすめのプランター栽培③小松菜
成長が早くほとんど失敗しない
春から秋にかけて栽培できる
種を撒いてから約30日で収穫ができる小松菜は、簡単でほとんど失敗なく栽培ができます。春から秋にかけて種植えができるので長い期間栽培が楽しめます。
小松菜の育て方
小松菜は種まきから約1か月で収穫することがきるため春植えに限らず秋ごろまで栽培することができます。ほとんど失敗なく作れる人気の葉野菜ですが、虫が気になる場合は秋に種まきをするとよいでしょう。
プランターサイズと土
プランターサイズは幅20cm、長さ65cmの長方形で深さは15cm~20cmが目安です。土は野菜用培養土を使用します。
種まき
プランターに鉢底石または防虫ネットを敷き、その上に培養土を入れます。土の上に深さ1cmくらいの溝をつくり、種をまきます。種まき後は軽く土かぶせて水をたっぷりあたえます。水やりで小さな種が流れてしまわないようにやさしくかけてあげましょう。
春から夏は防虫ネットで害虫予防
春から夏にかけて虫が増えてくると、アブラムシなどの害虫もつきやすくなります。種まき後に支柱を立てて防虫ネットを使用し害虫対策をしましょう。
間引きで成長を助ける
発芽して双葉が生えたら育ちが悪い芽を抜き、3cm間隔になるように間引きをします。そのあと葉が成長して7~8枚になったころ2回目の間引きをしてください。間引きした葉も食べられます。
水やりは毎日しなくてもよい
水やりは基本的に土が乾いてからたっぷりあたえます。水のやりすぎは小松菜の成長の妨げになりますので注意しましょう。
葉が20cm以上大きくなったら食べごろ
20cm~25cmになったものから収穫していきます。小松菜は成長しすぎると味が落ちるので早めに収穫しましょう。
まとめ
プランター栽培は、ベランダでもどこでも気軽に野菜を作れる身近な家庭菜園です。春植えの野菜以外にも育てやすい種類はたくさんあり、コツをつかめばほとんどの野菜はプランターで栽培することができます。プランター栽培にまだ少し悩むところがあるのでしたら、もっと簡単に始められる豆苗やカイワレ大根などのスプラウト系から始めてみてはいかがでしょうか。栽培や収穫の楽しさを体験できれば、ほかの野菜の栽培にも挑戦しやすくなります。家庭菜園で採れた野菜でお料理も楽しくできそうですね。
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