グーズベリーの種類
グーズベリーは品種によって、果実の形や大きさ、色が異なるのが特徴です。また、病気のかかりやすさや、樹勢の強さも違います。さまざまなグーズベリーの品種は以下のとおりです。
ピックスウェル
ピックスウェルはグーズベリーの品種のなかでも、小ぶりな果実をつけるのが特徴です。また、たくさん収穫できるため人気があります。ピックスウェルは寒さにとても強く、冬でも明るい日陰で育てることが可能な品種です。
ドイツ大玉
ドイツ大玉は、実が熟すと真っ赤に色付く品種です。しかし、とても柔らかいため、生色として出回ることが少なく、ほとんどがジャムやピクルスなどの加工品として流通しています。緑の若い実は酸味が強く生色には向きませんが、自分で育てると真っ赤に熟した実を食べられます。
オレゴン・チャンピオン
オレゴン・チャンピオンは樹勢がやや強く、縦や横に広がっていくのが特徴です。実は黄緑色で、まん丸い形をしています。斑点病にかかりやすいため、栽培するときには注意が必要です。しかし、うどんこ病には強い性質をもっています。
レッド・カラント
レッド・カラントは実に、はりとつやがあるのが特徴です。房にたくさんの実がつくため、大量に収穫できます。実のサイズが小さく、アイスクリームやケーキのトッピングに向いている品種です。
グーズベリーの食べ方
グーズベリーは、はじめは透き通った黄緑色ですが、果実が熟してくると真っ赤になります。熟した果実はとても柔らかいゆえにあまり市場には出回らず、加工品として販売されていることが多いです。そのため、自分で栽培すると生色として食べられる魅力があります。そんなグーズベリーの食べ方をいくつかご紹介します。
ジャム
グーズベリーの実をよく洗い、花がらを取り除いておきます。グーズベリーを500gほど用意して、砂糖150gを加え弱火で15分ほど煮詰めれば、グーズベリージャムの完成です。パンやヨーグルトにかけるとおいしく食べられます。
ゼリー
グーズベリーを30分ほど煮込み、ゼラチンとレモン汁を加えればゼリーの完成です。収穫した実を上に飾ると、透き通ったおしゃれなゼリーに仕上がります。また、グーズベリーの花も白くてかわいらしく、飾り付けにぴったりです。
ケーキ
収穫したグーズベリーは、ブルーベリーなどほかのベリーと組み合わせても、酸味を楽しめるためおすすめです。ケーキのスポンジ部分の生地に使用しても、おいしく仕上がります。また、ケーキのトッピングに使うと、チーズや生クリームとの相性も抜群です。
鳥料理のソース
名前の由来にもなっているとおり、グーズベリーのソースは鳥料理によく合います。酸味の効いたグーズベリーのソースは、古くから鳥料理によく使われていたといわれています。アヒルやダチョウ、カモ料理にぴったりです。
まとめ
グーズベリーの育て方や増やし方、種類や食べ方などをご紹介しました。グーズベリーは育て方も簡単で、剪定した枝を使って増やすこともできる植物です。手入れのときには枝のトゲでケガをしないように注意して、ジャムやゼリーやソースなど、おいしいグーズベリーをぜひ味わってみてくださいね。