ボボチャチャとは？シンガポールで人気のスイーツのレシピや作り方をご紹介！

ボボチャチャは、ココナッツミルクのスープで様々な具を煮たデザートです。ココナッツミルクを使うこと以外は自由なので、日本風の具材を使ったり、フルーツを主役にしてみたり、かき氷やアイスをトッピングしたりと、自由に作ってみてください。ここでは日本のスーパーで手に入る材料を使って、レシピを作ってみました。

• ココナッツミルクパウダー50グラム（今回はお湯で溶いて使うパウダー状のもの）
• タピオカ20グラム
• 砂糖25グラム（今回はアジアンスイーツの感じを出すためにきび砂糖を使用）
• バナナ1本
• マンゴーのシロップ漬け１パック（使用したのは半分）
• ミックスビーンズのドライパック１パック（使用したのは半分）
• カボチャ適量
• かき氷やアイス（トッピング用）

たっぷりのお湯で、タピオカ20グラムを20分茹でます。ザルにあげて水洗いしておきます。

カボチャは乱切りにして茹でておきます（もしくは電子レンジでも）。バナナは薄切りにします。シロップ漬けのマンゴーは水けをきっておきます。

お湯200ミリリットルを弱火にかけ、きび砂糖25グラムを加えて弱火で混ぜながら溶かし、溶けたらココナッツミルクパウダー50グラムを加えます。塩を一つまみ入れて弱火でかき混ぜながら溶かします。これでココナッツミルクスープの出来上がりです。

弱火にかけたココナッツミルクのスープに、茹でたタピオカ、茹でたカボチャ、マンゴー、薄切りにしたバナナ、ミックスビーンズを加えてサッと混ぜます。

温かいボボチャチャの出来上がりです。器に盛ってスプーンを添えます。

冷たいデザートとしていただく場合は、ココナッツミルクスープの粗熱が取れてから冷蔵庫で冷やしておきます。その際、ほかの具材は一緒に入れて冷やしても、タピオカだけは別にしておきます。タピオカが水分を吸ってしまうからです。冷えてから、食べる前に茹でたタピオカを加えます。最後にかき氷やアイスをトッピングすると、夏の冷たいデザートにぴったりです。

ここではカボチャを入れましたが、ほかにもサツマイモは定番です。紫サツマイモだと色どりもいいですね。成城石井のモーモーチャーチャーでは甘く煮たサツマイモを入れています。ご当地ではタロイモという、サトイモによく似た野菜を入れるので、温かいボボチャチャにはサトイモや人参も合うでしょう。このレシピではカボチャを乱切りにしたのですが、ちょっと大きすぎたので、野菜やイモ類はサイコロ型や薄切りがいいと思います。

マンゴーやバナナのほかに、イチゴ、パイナップル、キウイなど、様々なフルーツが合います。リンゴは煮リンゴのほうが温かいボボチャチャにも合うでしょう。ミックスフルーツ缶などを利用しても。

豆は小豆、ひよこ豆、キドニービーンズなど、なんでも合います。水煮缶やドライパックを使えばさっと作れます。すでに甘煮にした黒豆や花豆も利用できます。とてもヘルシーなデザートになりますので、豆嫌いな子どもたちへのおやつにもおすすめです。アイスやかき氷と一緒に、つぶあんをトッピングすれば金時かき氷風のデザートになります。

ご当地のレシピでは、手作りゼリーを入れたレシピが多くあります。ゼリーや白玉、杏仁豆腐、餅などをいれると、ボリューミーなデザートになります。

美味しいボボチャチャですが、甘いスイーツなだけにカロリーは気になりますね。ボボチャチャはいろいろなレシピがあり、具材によってカロリーも変わってきますが、目安のカロリーを出してみました。

今回、作ったレシピでのカロリーは、全部で約800カロリーです。ココナッツミルクはヘルシーフードとして人気ですが、脂質が多く、カロリーは高い食品です。タピオカの原料はキャッサバというイモ類の一種で、でんぷん質を多く含みますから、意外と高カロリーです。しかし、これは3人分くらいの量なので、一人分のボボチャチャは266キロカロリーということになります。

モーモーチャーチャーとして販売されている成城石井の商品は、1個あたり441キロカロリーです。ナチュラルローソンで販売されていたモーモーチャーチャーは332キロカロリーです。カルディコーヒーファームのモーモーチャーチャーは、1個あたり282キロカロリーでした。

シンガポールのご当地スイーツ、ボボチャチャをお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。今回、初めてボボチャチャを作ってみましたが、部屋中にココナッツミルクのあまい香りが漂い、作っているそばから食欲を刺激されました。意外とだれにでも好まれそうな、美味しいスイーツです。しかし美味しいからといって食べすぎには注意、ですね。今年ハマること確実のボボチャチャに、ぜひ注目してください！