プレクトランサスの増やし方
増やし方①挿し木
プレクトランサスの増やし方は、挿し木がもっとも簡単で一般的です。5月~6月、もしくは9月に行います。まずは茎を10cm~15cmほどの長さに切り取り、下の葉を切り落として挿し穂にします。清潔な赤玉土(小粒)などに挿して、土が乾かないように半日陰の場所で管理しましょう。根が十分に生えたら、鉢や花壇などに植え替えます。
増やし方②株分け
生育旺盛で、ある程度大きく育ったプレクトランサスの株があるなら、株分けも可能です。鉢植えの植え替え時を利用すれば、効率的に進められます。大きく育った株の一部を切り離して、別の鉢や地面に植え付ければOKです。
増やし方③水挿し(多肉性品種)
アロマティカスなどのような多肉性品種なら、水挿しで増やせます。まずは、挿し木と同じ要領で挿し穂を作りましょう。挿し穂ができたら水を入れた容器に挿して、毎日水を入れ替えます。成功すれば1週間ほどで発根するので、十分に根が出たところで植え付ければ作業完了です。
プレクトランサスの楽しみ方
楽しみ方①花ものとして楽しむ
「花もの」と呼ばれる花が美しい品種は、鉢植えや寄せ植えにするのがおもな楽しみ方です。モナラベンダーのように草丈が高い品種は、単体で鉢植えにしても華やかです。大株に育てると見応えがあるでしょう。草丈の低い品種は寄せ植えがおすすめです。プレクトランサスの花は派手過ぎないため、他の植物ともケンカせず、うまく調和してくれますよ。
楽しみ方②観葉植物として楽しむ
プレクトランサスには、花が小さくて目立たない品種や、そもそも花が咲かない品種もあります。しかしそういった品種のなかには、葉色が美しい品種や、ミントリーフ(スウェーデンアイビー)のように斑入り模様が入る品種もあるので、観葉植物として扱うのが、おもな楽しみ方となります。ほふく性の品種は、寄せ植え用のカラーリーフやハンギングバスケットにしても楽しめますよ。
楽しみ方③多肉植物として楽しむ
肉厚の葉を持つ品種は、多肉植物として扱うのがおもな楽しみ方となります。プレクトランサスで多肉植物として扱える品種には、かわいい葉姿で草丈も低いものが多いため、グリーンインテリアとしても人気です。アロマティカスのように葉に芳香を持つことから、ハーブとしても扱われる品種もあります。
まとめ
プレクトランサスはとにかく種類・品種が多い植物です。バリエーションが豊富なので、花を楽しみたい方は花がきれいな品種、観葉植物が好きな方は葉がきれいな品種と、好みに応じて選べます。多肉植物として、またはハーブとして扱える品種もあるので、楽しみ方はまさに無限大といえるでしょう。ぜひ、好みに合った品種を選んで、お部屋やお庭の演出にお役立てくださいね。