ニリンソウの美味しい食べ方
ニリンソウは、春の山菜としての人気も高い植物です。シャキシャキとした茎の食感と、ミツバに似た爽やかな風味が魅力です。また、ニリンソウ自体のクセはあまり強くありませんが、他にクセのある食材とあわせると相手の味を引き立てる、という特徴があります。そのため、汁物など旨味を引き出す食べ方がおすすめです。
下茹でするか干してから使う
今日の野草料理
— のん🍀365日野草生活®️ (@365nitiyasou) May 11, 2019
・ニリンソウのおひたし
初めていただくので、定番のお浸しに。
シャキシャキとしてみずみずしい。水菜のような感じ。
味のクセは全くなく、苦みやえぐみなども感じられない…のに、口内がぴりぴりとする。#野草料理 #ニリンソウ料理 pic.twitter.com/kIxq2WdO03
ニリンソウには、胃腸を荒れさせるアネモニンという成分が含まれています。しかしこのアネモニンは、加熱や乾燥に弱いという特徴があります。そのため、一旦下茹でをするか干して使うことで、成分を和らげることができます。また、天ぷらなど高温で加熱する食べ方もおすすめです。
癖が強い肉と相性抜群
ゴールデンカムイから着想を得たという豚肩ロース プクサキナ煮込。肉の味が倍になる! pic.twitter.com/eB5eZRF04j
— おくやす (@okuyasu777) May 22, 2016
ニリンソウの食べ方の中でも一番のおすすめが、豚肉やジビエなどのくさみのある肉類と一緒に煮込むことです。ニリンソウから出てくる出汁と旨味が、肉の旨味をぐっと引き出してくれます。味付けは塩だけでも十分ですが、醤油や味噌などを加えても、調味料の旨味を引き立てます。
漫画がきっかけで人気上昇
近年、山菜としてのニリンソウは人気が高まってきています。そのきっかけの一つになったのが、北海道・樺太を舞台にした漫画「ゴールデンカムイ」です。作中でニリンソウの煮物や汁物を美味しそうに頬張る姿を見ていると、思わず近くの野山にニリンソウを探しに行きたくなってしまいます。ただし、あまり丈夫な植物ではないので、採りすぎにはご注意を。
まとめ
ニリンソウは、春が見頃の白い花です。沢が近い野山に群生していることが多いので、季節になると可憐な花を一面で楽しむことができます。また、美味しい山菜でもあるので、肉類と一緒に食べるのもいいでしょう。ただし、くれぐれもトリカブトと間違えないように気をつけてください。
出典:写真AC