オランダミミナグサってどんな植物？特徴・種類や駆除方法をご紹介！

ミミナグサ（耳菜草）は、日本の広範囲に自生する雑草で、在来の植物です。秋の発芽から春の開花、開花後の結実から枯れるサイクルを繰り返す越年草（えつねんそう）の周期で種を残します。ミミナグサも株元で枝が分かれ、直立や斜め上に茎を伸ばします。

茎や愕片の色と花柄の長さに違いがあります。

帰化植物に指定されているセイヨウミミナグサ（西洋耳菜草）は、ヨーロッパや北アメリカ、北アフリカ原産の植物です。高山地帯から平野の草地、道端などに自生します。茎を伸ばして地面を埋め尽くすように密生する特徴をもち、春から夏にかけて白い花をつぎつぎに咲かせます。茎や細長い葉には無数の腺毛が生え、花びらには灰色の線が入るのが特徴です。

葉の形や花びらに違いがあります。

繁殖力旺盛なオランダミミナグサが、庭や花壇などで増えてしまうと育てている植物の繁殖を妨害する心配があります。芝生では枯れた場所に生えて景観を乱す恐れもあり駆除が必要です。一度群生してしまうと駆除に時間がかかるため、生えてほしくない場所ではできるだけ早めに駆除することをおすすめします。

オランダミミナグサの根元近くを手でつかみ抜き取るか、草取り専用の用具で抜き取り駆除します。抜き取ったあとは地中に埋めるか、燃えるごみに出して処理します。

庭や花壇に使える除草剤を使って駆除できます。除草剤には粒状や液状タイプのものがあり、使用する場所によって使いやすいものを選びましょう。子どもやペットなど心配な場合は、食品成分で作られた除草剤もあります。駆除後は枯れた物を集め、ごみ袋に入れて燃えるごみに出します。

乳白色の可憐な花を咲かせるオランダミミナグサは帰化植物に指定され、日本では草地・道ばた・農地や庭などでみられます。強い繁殖力をもつ雑草として知られ、庭や花壇ではほかの植物の成長に影響する心配があり、生えてほしくない場所では駆除が必要です。オランダミミナグサの愛らしい花を観賞用として楽しみたい場合は、増えすぎないよう駆除と栽培を合わせておこないましょう。