肥料の与え方と剪定方法
適切な時期に肥料や剪定を行うことは成長を促すことになり、果実を収穫するための大切な作業になります。とくに剪定は時期によって手入れの仕方が違うので、ポイントをおさえておくことで、より栽培が楽しくなります。
肥料の与え方
肥料が効いて時期はずれ的に…💦
— 岡村農園 (@OKAMURA_Farm) November 11, 2018
デカサイズが大量に…#岡村農園#いちじく#無花果#fig pic.twitter.com/7oDmrqf1sN
11~1月の間に元肥を施します。6月と8~9月にも追肥を行いましょう。地植え鉢植えどちらも同じ時期に肥料を与えてください。地植えには化学肥料が便利ですが、生ごみなどを混ぜた堆肥を使えばより有効的です。
鉢植えの場合は?
鉢植えの場合は、元肥に有機性の肥料を使います。追肥には緩効性の肥料がよいですよ。株から少し離して施すのがポイントです。地植え同様、堆肥を使うのもおすすめです。
剪定方法
うちのBlack Spanishなるいちじくは夏秋兼用種なので剪定がややこしい。夏果は2年枝の先端、秋果は1年枝の葉のもとにつくから剪定には2つの方法を併用…って、どの枝が2年目だか古いんだかわかんないんですけど💦 結局適当に切り戻しちゃったが、今年も室内で春だと勘違い、早々に新芽が出てひと安心 pic.twitter.com/1LOsnZsv21
— 野中ともそ (@tomosononaka) January 12, 2019
イチジクを植え付けた場合、果実が実るまでに長くて3年はかかるといわれています。その間にも枝は成長していくので、主軸を切らないように気をつけて30cm程度になるように剪定しましょう。剪定は12~2月に行ってください。休眠期に剪定することで、株に負担がかからなくなります。
ボタニ子
芽かきは必要?
株が混み合っていると病気や害虫の被害にあう原因にもなるので、適切な時期に芽かきや間引きを行いましょう。5~6月に行うのがおすすめです。1.5mほどの高さに仕立てるとよいですよ。
イチジクを増やしてみよう
イチジクの栽培に慣れてきたら、挿し木などで増やしてみませんか?程よい太さで元気のある枝を使えば、成功率も上がります。剪定した枝を挿し木してみてもいいですね。株分けでも増やせるので、ぜひ挑戦してみましょう。
挿し木の方法
挿し木して1~2年のいちじく
— 岡村農園 (@OKAMURA_Farm) December 1, 2019
地植えだときちんと成長しますw pic.twitter.com/u3fGJpPcVO
挿し木は3~4月の間に行いましょう。枝の切り口を斜めにカットすることで、水の吸い上げがよくなり根が出やすくなります。乾燥しないように、枝はすぐに水につけておきましょう。栽培用の土に苦土石灰を少量混ぜるとよいですよ。しっかり成長するまで乾燥に気をつけて、日陰で管理してください。ビニール袋をかぶせるとより効果的です。
濃い緑色の枝は弱っている可能性があります。黄色い枝も栄養が足りていない証拠なので、これらの色をしている枝は避けて挿し木しましょう。
株分けの方法
以前に株分けをした無花果なんだけど、合計で四株は根が着いた!
— 創作書家🖌️神威蔵人 (@Trip_Motion) July 6, 2019
一つは完全に新芽状態!(四枚目)
病魔にやられながらも命の育みを見てとれてなんだか安心できた!
四枚目の株が果実を成らせることができるやつならマジで最高なんだけどな! pic.twitter.com/pdMenrTHpF
株分けは植え替えのタイミングで行うのがおすすめです。できるだけ手で株を分けるようにするとよいですよ。根が定着するまでは、乾燥に気をつけてください。
イチジクの収穫方法
夏取りの品種は6月頃から、秋取りの品種は8月下旬頃から収穫が楽しめます。両方の品種を栽培すれば、半年近くは収穫が楽しめますよ。果実の先が割れてきたら熟したサインです。どんどん収穫していきましょう。品種ごとに味の違いを楽しむのもいいですね。
収穫方法
いちじく、オイリングの成果かねぇ。 pic.twitter.com/zoW7ClCOXZ
— momochan (@momochan_march) October 14, 2016
収穫方法は、枝の付け根から切り取るように収穫します。収穫の際に切り口から白い樹液が出ることがあります。この樹液に触るとかぶれる場合があるので、手袋をはめて収穫するとよいですよ。完熟したイチジクは雨に濡れると皮が破れてしまうので、袋をかぶせるなど対策をするのがおすすめです。
オイリングと呼ばれる、イチジクを通常より早く熟させる方法があります。果実の隙間にオリーブオイルなどの植物油を2滴ほどたらすと1週間くらい収穫を早められます。
イチジクの食べ方はジャムがおすすめ!
いちじくジャム作り。
— 耳子 (@mufftabby) July 29, 2017
1.8kgのいちじくとレモンで約240mlサイズのメイソンジャー8.5個分できました。
今年も家族や友人の分も含めて40個作ります。 pic.twitter.com/c8GwEx6Y5K
収穫したイチジクは日持ちしないので早めに食べきってしまうのがおすすめですが、それでも食べきれない場合はジャムに加工してみましょう。材料を入れて焦げ付かないように気をつけるだけなので、子どもと一緒に調理が楽しめますよ。
まとめ
イチジクは家庭菜園初心者でも栽培がしやすく、屋内での管理なら寒冷地でも栽培が可能です。夏の訪れを知らせてくれるイチジクを、自分の手で栽培すれば楽しみも膨らみますよ。ぜひ栽培に挑戦してみてください。
夏取りのイチジクは前年枝の枝先に実を付ける特徴があります。枝を切りすぎると実がならなくなってしまうので、注意してください。