ハナモモの剪定方法
ハナモモは、美しい姿にこそ価値がある植物です。花つきにも影響を与えるため、必ず定期的に剪定してください。とくに室内など、植木鉢で栽培管理している場合は大きくなりすぎないように仕立てる必要があります。それでは、失敗しない剪定方法を見ていきましょう。
剪定の目安は開花後
ハナモモの剪定時期は4月頃ですが、自信がない場合は開花後を目安にするとよいでしょう。長く伸びている枝や、徒長している枝を切り落としてください。また、植えつけてから2年間は2月頃に剪定すると、翌年の花つきがよくなるといわれています。
ハナモモの増やし方
ハナモモの増やし方は挿し木が簡単といわれていますが、接ぎ木にも挑戦してみませんか。自身で接ぎ木する場合と、挿し木する場合のそれぞれの方法を見てみましょう。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
接ぎ木のやり方
接ぎ木には、土台となる木が必要です。桃の木や梅の木を使うとよいでしょう。それぞれの切り口を、テープなどで繋ぎ合わせます。栽培用の土に挿したら、ビニール袋を被せて、管理してください。
挿し木のやり方
昨年、挿し木した花桃。 pic.twitter.com/CwQxF1c2UE
— 盆栽 ぼん人 (@bonbiyori) March 26, 2020
挿し木で増やす場合は、6月頃を目安に作業を始めます。枝を10cm程度切り出したら、斜めに切り口をカットして1時間ほど水につけましょう。葉が3枚くらいついている状態にします。挿し木用の土を用意したら、乾燥に気をつけて日陰で管理してください。
ボタニ子
ハナモモのよくあるトラブル
ハナモモの栽培では花が咲かない、枯れてしまうなどのトラブルが発生することもあります。日当たりが悪い場所では花つきが悪くなったり、剪定の時期を間違うと枯れてしまったりすることもあります。一度、栽培環境や手入れの方法を見直してみましょう。
まとめ
ハナモモは種類も多く、豪華な見ごたえが楽しめる植物です。庭木にもおすすめです。ぜひ栽培に挑戦してみてください。愛らしい花が春の訪れを感じさせてくれますよ。生花店で切り枝が売られているため、贈り物として使うのもよいですね。
どちらの方法も、大切に管理しても根が出ないこともあります。諦めずに、がんばってくださいね!