8月に旬を迎える野菜<マメ科>
マメ科は果菜類の1つでもありますが、マメ科として独立している野菜は数多くあります。そのため、果菜類とは別に2選紹介します。
①サヤインゲン
学名 | Phaseolus vulgaris |
分類 | マメ科 |
食べ頃 | 4月~10月(内、露地栽培は6月~9月) |
種類 | つる性1年草 |
サヤインゲンは、インゲンマメを若取りした野菜のことです。別名に、サンドマメやサイトウといった名前もあります。昔は、完熟したインゲンマメを食べることが主流でしたが、現在はサヤインゲンを食べる方が主流となっています。
サヤインゲンの旬は?
サヤインゲンは通年出回っていますが、旬は4月~10月です。この中でも、最も美味しいとされている時期が露地栽培のものが収穫される6月~9月です。この時期は、春や冬よりもサヤインゲンの出回る数が多くなります。
サヤインゲンのレシピ
サヤインゲンは下茹でしたものをサラダにしたり、炒め物にしたりして食べます。煮物や、肉料理の付け合わせ、パスタなどの具材としても活躍してくれる食材です。また、サヤインゲンの長さを生かしたレシピなどもあり、ベーコンでサヤインゲンをまくといった食べ方もあります。
②エダマメ
学名 | Glycine max |
分類 | イネ科 |
食べ頃 | 6月~9月 |
種類 | 1年草 |
エダマメは、未成熟でまだ青い状態の大豆を収穫した状態のことです。つまり、エダマメと大豆は同じ野菜であり、成熟すると大豆に、未成熟のものをエダマメとして呼んでいます。ずんだ餅で使われる「ずんだ」はエダマメを餡にしたもののことです。
エダマメの旬は?
エダマメの旬は夏です。早くて5月、遅くて10月頃までは出回っていますが、ピークは6月~9月です。食べ逃さないように注意しましょう。
エダマメのレシピ
有名な食べ方は、塩茹でして食べる方法ですが、エダマメの食べ方はそれだけではありません。天ぷらにしたり、エダマメご飯にして食べても美味しいです。また、茹でたエダマメを潰して砂糖と混ぜれば、ずんだ餡として楽しめます。
8月に旬を迎える野菜<根菜類>
根菜類とは、可食部が根は鱗茎などの野菜のことです。主にイモと呼ばれる野菜がここに入ります。ここでは、8月に旬を迎える根菜類を1選紹介します。
①サトイモ
学名 | Colocasia esculenta (L.) Schott |
分類 | サトイモ科 |
食べ頃 | 8月~12月 |
種類 | 多年草 |
サトイモは、東南アジア原産で、水田でも育てることができる野菜として親しまれています。サトイモの特徴は、親芋のまわりに子芋がつき、さらに子芋のまわりに孫芋がつくというところです。市場へ出回っているのは子芋・孫芋ですが、親芋を食べる品種も存在します。日本では食用として親しまれていますが、欧米では葉の特徴的な姿から観葉植物として親しまれています。
サトイモの旬は?
サトイモは貯蔵性が優れているため、通年出回っています。しかし、収穫される時期は品種によって少し異なりがありますが8月~12月です。この頃に収穫されたサトイモは貯蔵されることなく、出回ることが多いため新鮮なものを食べられます。
サトイモのレシピ
サトイモは、煮物としての食べ方が有名な食材です。しかし、味噌汁などに入れても美味しいです。地域によっては、お雑煮の具材として親しまれていることもあります。サトイモのコロッケにしても美味しいです。