パッションフルーツの保存方法
①常温保存
パッションフルーツの常温保存は購入後間もない、追熟が進んでいないもので行うのが基本です。20℃~30℃の場所で行います。鮮度や季節にもよりますが、夏場なら1週間前後、冬場は3週間前後が追熟の目安です。果皮にシワがより、デコボコしたときが食べ頃です。食べる直前に冷蔵庫の野菜室に入れて冷やすと、美味しく食べられますよ。
パッションフルーツは追熟が進むとエチレン放出量が増えるため、ほかの野菜や果物が傷んでしまいます。密閉袋に入れて保存しましょう。
②冷蔵保存
パッションフルーツがすでに完熟している、または追熟させたくない場合は冷蔵保存します。パッションフルーツは低温に弱いため、低温障害が出にくい野菜室での保存が基本です。低温障害防止と、エチレンでほかの野菜や果物を傷めないために、パッションフルーツは必ず密閉袋に入れてから保存しましょう。冷蔵で長期保存すると風味が落ちるため、保存期間は1週間が目安です。
③冷凍保存
パッションフルーツを長期保存したいなら、冷凍保存がおすすめです。パッションフルーツの冷凍保存は丸ごと冷凍する方法と、果肉と種だけを取り出して冷凍する方法の2種類があります。どちらも密閉袋に入れて、口をしっかり閉じてから冷凍庫に入れて保存します。保存期間は3カ月~半年です。解凍する場合は、冷蔵庫に入れて自然解凍させましょう。
冷凍保存したパッションフルーツは、半解凍状態だとアイスやシャーベット感覚で食べられます。冷たいデザートのようで美味しいですよ。
解凍後のパションフルーツは腐りやすくなってるから、早く食べきろうね。
パッションフルーツのアレンジレシピ3選
アレンジレシピ①パッションフルーツのジャム
パッションフルーツで作るジャムのアレンジレシピです。パッションフルーツにマンゴーを加えると、トロピカル感あふれるジャムに仕上がります。ジャムは保存がきくため、旬の時期にたくさん購入して、積極的に利用しましょう。
材料 (約300mlくらい)
マンゴー3個
パッションフルーツ4個
レモン汁大さじ1
グラニュー糖大さじ4
作り方
- パッションフルーツは果肉を取り出し、マンゴーは皮をむいて果肉を2cm幅に切る
- 鍋にパッションフルーツとマンゴーを入れる
- さらにグラニュー糖とレモン汁を加え、10分~20分置く
- 鍋を弱火にかけ、焦がさないように注意しながら20分煮込む
- とろみがついたらできあがり
アレンジレシピ②パッションフルーツのソース
パッションフルーツのソースレシピです。パッションフルーツを濃厚なフルーツソースにアレンジされています。このレシピは火を使わないため、香りを損なわずに作れます。砂糖を大量に使うため、冷凍しても凍りません。しかも冷凍庫で保管するので長期保存できます。旬の時期に大量購入したパッションフルーツを消費する手段としても有効です。
濃厚なソースなので、使う際は香りづけ程度の量で十分です。たくさん使いたいなら、砂糖を好みにあわせて減らしましょう。
パッションフルーツのソースは、ヨーグルト、アイスクリーム、ケーキなどに使うと美味しく食べられるよ。
材料
パッションフルーツ6個
砂糖果汁と同量
作り方
- パッションフルーツの付け根側1.5cmを横に切って開く
- パッションフルーツの果肉を、スプーンなどですべて取り出す
- 果汁の重さと同量の砂糖を加えて混ぜ、冷凍庫へ入れたらできあがり
- 使うときは必ず、上澄みと果汁が混ざるように全体をかき混ぜてからにする
アレンジレシピ③パッションフルーツのヘルシーケーキ
パッションフルーツをヘルシーなケーキにアレンジしたレシピです。ホットケーキミックスとヨーグルトを使えば、より簡単でヘルシーなケーキに仕上がります。完熟したバナナで甘味づけしていますが、甘味が足りないと感じた場合は砂糖やはちみつを好みで加えましょう。そのままでも冷やしても、美味しく食べられるケーキです。
材料 (1ホール)
ホットケーキミックス150〜160g
ヨーグルト400〜450g
パッションフルーツ3〜5個分
バナナ(熟した物)1本
玉子2個
作り方
- オーブンは190℃に予熱する
- パッションフルーツは中身を取り出しておく
- 潰したバナナとパッションフルーツを入れて混ぜる
- ホットケーキミックスとヨーグルトを加え、さらに混ぜて生地を作る
- 生地を型に流し入れ、180℃のオーブンで約1時間焼き上げる
- 焼き時間40分くらいのところで、アルミホイルを被せて焦げを防ぐ
- 竹串を刺して、何もついてこなかったらできあがり
旬のパッションフルーツを好みの食べ方で堪能しよう
パッションフルーツは、小さな種がたっぷり入った特徴的な見た目から、食べるのに戸惑う方もいるでしょう。しかし、おすすめの食べ方は生で食べたり、お菓子に加工したりと、とてもシンプルです。好みの食べ方で、独特の甘酸っぱさや香りを楽しみましょう。
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出典:写真AC