ホワイトレースフラワーの育て方②植え付け
用土の準備
水はけが良い土であれば、あまりこだわる必要はありません。堆肥を混ぜ込んでおく程度で十分です。プランター栽培などで土を用意する場合は、市販の草花用培養土が手軽でおすすめです。
植え付け
ホワイトレースフラワーは春になると花苗が多く流通しますが、ネットなどで種も購入できますので、種から育てることもできます。日当たりがよい場所で育てましょう。
【メール便配送】国華園 種 花たね ホワイトレースフラワー 1袋(150mg)【※発送が株式会社 国華園からの場合のみ正規品です】
参考価格: 162円
通常は秋まき(9~11月)が主流で、大きな株に育ちます。30~40センチ程度の間隔をあけて2~3粒ほど種をまき、土は薄めにかぶせます。芽が出たら元気な苗を残して間引きしましょう。ポットにまく場合も、発芽後同様に間引します。寒い地域では、春(3~4月)に種まきや植え付けもできます。通常はそのまま冬を越せますが、寒冷地ではポットに秋まきをして霜よけをして冬を越すか、春に種をまきます。
植え替え
ホワイトレースフラワーは、根がまっすぐに伸びる直根性の性質があり、移植を嫌います。ポットで購入した苗を庭やプランターに植え替える場合は、極力根鉢を崩さないように、丁寧にポットを外して植え替えましょう。
植え付けのコツ
- 寒冷地以外は秋まきがおすすめ
- 種の直播きでよく育つ
- 植え替えをする場合は、根鉢を崩さないよう丁寧に
ホワイトレースフラワーの育て方③植え付け後~開花
害虫・病気対策
病気
過度に湿気がある状態が続くと、立ち枯れ病が出やすくなりますが、日当たりと水はけのよい環境で育てれば病気はそれほど心配ありません。
害虫
害虫として注意が必要なのは、ハダニやアブラムシです。春頃に出てくるので、見つけたら駆除しましょう。数が少ないうちに駆除できると手入れが楽です。花の時期にはヒメマルカツオブシムシという花粉を食べる虫がつくことがあります。この虫は、花には直接の害はありませんが、室内に入り込むと衣服などを食べてしまいますので注意しましょう。
水やり
庭や花壇に直まきした場合は、水やりは少なめで大丈夫です。よく晴れた日が続くなど、乾燥ぎみになったら水やりをしましょう。湿気を嫌い、ジメジメした環境が続くと根が腐りやすいので注意が必要です。プランター栽培の場合は、土が乾いたらたっぷり水を与えます。蕾の時期には水不足に注意しましょう。
肥料
あまり肥料を必要としない花なので、直植えの場合は追肥は必要ありません。プランター栽培の場合は、倍程度に薄めた液体肥料を、秋と春に与えるといいでしょう。肥料の与えすぎは株が間延びする原因になるので、少し足りないかな、というくらいに抑えます。
支柱
大きく育つと1メートルを超えることも珍しくありません。細い茎が風で折れてしまわないよう、支柱を立てて支えます。春になるとぐんぐんと成長し、あっという間に背が伸びるので、成長に合わせ、早めに支柱を立てておくと安心です。
開花までの手入れのコツ
- 春以降は虫がいないかこまめにチェック
- 水・肥料ともに控えめに
- 早めに支柱を立てる
ホワイトレースフラワーの育て方④開花後
花がら摘み
花の期間を長く楽しむには、花がら摘みが必要です。ひとまとまりの花がある程度咲き終わったら、花序(上記写真で、花の下の茎の部分)の付け根あたりで、ハサミで切りとってしまいます。株が元気なら、花がら摘みをすると二番花を咲かせてくれます。すべて花がら摘みをしてしまうと種を取れないので注意しましょう。
開花後の手入れのコツ
- こまめに花がら摘みをして長く花を楽しもう
ホワイトレースフラワーの増やし方
増やし方①こぼれ種
ホワイトレースフラワーは、花が終わった後にこぼれた種でも増えます。種の採取をしない場合は、そのまましばらく置いておいてもいいでしょう。
増やし方②種の採取
連作障害が心配だったり、場所を変えて花を増やしたい場合は、種を採取します。花が終わり枯れて、全体が茶色く乾燥したら種が取れます。よく晴れた日に、ひとまとまりの花ごと花序を切り取って、お皿の上などで種を取り出します。新しい種の方がよく発芽するので、春にとれた種を秋にまくのが、一番確実な増やし方です。
まとめ
季節を問わず手に入り、ブーケやフラワーアレンジメントなどに大活躍のホワイトレースフラワーは、切り花としてだけでなく、他の植物を立体的に引き立てる、花壇やお庭の名脇役とも言えます。あまり手もかからず、育てやすいのもうれしいポイントです。お部屋に飾ったり、ブーケとしてちょっとしたプレゼントにしたりと、気軽に楽しんでみてくださいね!
- 1
- 2
出典:写真AC