鷹の爪の栽培日記!かかりやすい病気など育て方のコツをまとめてご紹介

鷹の爪の栽培日記!かかりやすい病気など育て方のコツをまとめてご紹介

鷹の爪をプランターで栽培しました。しかし青枯病に悩まされ、一度は枯れる寸前に陥るトラブルも発生。はたして、鷹の爪は収穫できたのでしょうか。この記事では、鷹の爪を栽培する場所を選ぶコツや種まき時期・おいしいレシピなども一緒に紹介します。

記事の目次

  1. 1.鷹の爪の概要
  2. 2.鷹の爪の栽培日記
  3. 3.収穫した鷹の爪の保存方法
  4. 4.鷹の爪の育て方のポイント
  5. 5.鷹の爪に起こりやすいトラブル
  6. 6.初心者にもおすすめの鷹の爪を育てよう

収穫した鷹の爪の保存方法

出典:写真AC

鷹の爪の旬は夏です。しかし、正しく保存することで一年中食べられます。特に、熟した赤唐辛子は正しく乾燥させれば1年以上楽しむことが可能です。ほかにも、酢漬けやオリーブオイル漬けなど、さまざまな方法で保存できます。

干して保存するのがおすすめ

出典:筆者撮影

鷹の爪のおすすめの保存方法は、乾燥です。株ごと収穫して軒下で乾燥させるのが、一番簡単な方法です。鷹の爪の数が少なかったり、小スペースで乾燥させたりするときには、ザルや網を使いましょう。風が強い日には、鷹の爪の上に小さい網をさらに乗せるとよいですよ。

唐辛子の収穫時期の見分け方と乾燥方法!収穫後の上手な保存方法とは?のイメージ
唐辛子の収穫時期の見分け方と乾燥方法!収穫後の上手な保存方法とは?
今や日本料理にも欠かせない香辛料のひとつである唐辛子。最近では家庭菜園やプランターで唐辛子を栽培しているという方も増えてきているのではないでしょうか。今回はそんな唐辛子の収穫どきの見分け方や、収穫後の上手な保存の仕方について紹介していきます。

酢漬けやオイル漬けが手軽

出典:筆者撮影

生の唐辛子を酢やオリーブオイルに漬けて保存するのも、手軽でチャレンジしやすい方法です。煮沸消毒をした瓶に鷹の爪を詰めて、酢や油を全体がかぶるほど注ぎ、冷蔵庫で保存します。液体が茶色く色づいてきたら食べごろです。保存期間は、酢漬けは半年・オリーブオイル漬けは1カ月です。

にんにくのオリーブオイル漬けの作り方!失敗しないためのコツを解説!のイメージ
にんにくのオリーブオイル漬けの作り方!失敗しないためのコツを解説!
にんにくのオリーブオイル漬けをご存知ですか?にんにくをオリーブオイルに漬けるだけで健康によく、使い勝手もぐっと良くなり、更に保存期間まで長くなるんです。オイル漬けにすることで発揮される驚異の効果から、失敗しにくい作り方までご紹介します。
ボタニ子

ボタニ子

唐辛子の風味が移った酢や油も、おいしく食べられます。中華スープに唐辛子を漬けた酢を入れるのが、私のお気に入りなの。

鷹の爪の育て方のポイント

出典:筆者撮影

鷹の爪を育てるときには、注意しなければいけないポイントがあります。要点をきちんと押さえれば、専門的な農家でなくても簡単に育てられます。育てるコツをしっかり確認して、収穫量を増やしましょう。

ポイント①追肥を欠かさない

出典:写真AC

鷹の爪には、多くの肥料が必要です。苗を植え付ける前には元肥と堆肥をたっぷり入れ、花が咲いたら追肥をほどこします。その後は、2週間に一度追肥を行います。プランター栽培の場合は肥料が流れやすくなるため、量を減らして回数を増やすのもおすすめです。

ボタニ子

ボタニ子

農家さんによっては、肥料を減らして、より辛い鷹の爪を育てることもあるらしいわ。

ボタ爺

ボタ爺

だけど家庭菜園では難しいから、初心者は無理をしないほうがよいぞ。

協和ハイポニカ液体肥料

協和ハイポニカ液体肥料

参考価格: 1,534円

出典: Amazon
Amazon1,534円
楽天

協和ハイポニカ液体肥料は、水耕栽培にも使える液体肥料です。野菜の種類や生育段階を問わず同じ濃度で使えるため、いろいろな野菜を少しずつ育てているプランター菜園には特に適しています。

ポイント②水やりは早い時間に

出典:写真AC

水やりは、朝の早い時間に行います。土の水分量が多いと青枯病の原因にるため、暑い時期以外は土の表面が乾いてからたっぷり与えます。一方、乾燥にも弱いため、真夏には朝夕2回水をあげるようにしましょう。プランター栽培の場合は、敷きワラやマルチシートで乾燥を防ぐことも大切です。

ポイント③ピーマンやシシトウから離して植える

出典:写真AC

トウガラシ属の野菜は、互いに交雑しやすいという性質があります。そのため、近くで育てている野菜に影響を与えてしまいます。ピーマンやシシトウは鷹の爪の近くに植えると辛くなるので、苗は離れた場所に植えましょう。

鷹の爪に起こりやすいトラブル

出典:写真AC

鷹の爪は、病気には比較的強い野菜です。しかし、ナス科共通の病気である青枯病やモザイク病・虫による害など、栽培中にはさまざまなトラブルが発生することがあります。原因を知ることで、実際にトラブルが起こったときに適切な対処がとれますよ。

トラブル①青枯病

青枯病は、ナス科の野菜に共通して起こる病気です。「昼間はしおれているけれど夜は回復する」というのを一週間ほど繰り返したあと、根元から徐々に枯れていきます。土に水を与えすぎないことと、ナス科の苗は同じ場所に繰り返し植えないことが大切です。

ボタニ子

ボタニ子

青枯病は、1つの株で起こると別の株にも感染してしまうの。収穫や剪定に使ったハサミは、熱湯消毒をするといいよ。

青枯病の代表的な症状と原因まとめ!予防・治療に効果的な対策は?のイメージ
青枯病の代表的な症状と原因まとめ!予防・治療に効果的な対策は?
青枯病は世界の熱帯および温帯の地域で多く発生しており、ナス科野菜を中心に大きな被害を与える土壌由来の病気です。病気にかかると、短期間で枯れしまうだけでなく、土壌が青枯病菌で汚染され次々とほかの株に伝染してしまいます。青枯病を発病させない管理手法が重要です。

トラブル②アブラムシ

出典:写真AC

鷹の爪は、害虫に比較的強い野菜ですが、アブラムシの食害にあいます。アブラムシは、植物の栄養を吸うだけでなく、モザイク病などの病気の原因になります。数が少ないうちは、ガムテープなどで駆除できます。被害が増えた場合は、薬を使って除去しましょう。

ボタニ子

ボタニ子

アブラムシは、キラキラ光るものが苦手だって聞いたことがあるわ。銀色のマルチを選ぶのもいいかもしれないわね。

アブラムシを無農薬で駆除する方法18選!手軽にできる予防・対処法は?のイメージ
アブラムシを無農薬で駆除する方法18選!手軽にできる予防・対処法は?
家庭菜園などでよく見るアブラムシ。見た目も悪くせっかくの植物がダメになる引き金になるので、早く退治してしまいたいものです。ここでは安心安全に無農薬でアブラムシを手軽に予防・退治する方法をご紹介します。無農薬であれば、ペットや小さいお子さんがいても安心ですね。

初心者にもおすすめの鷹の爪を育てよう

出典:写真AC

鷹の爪は、家庭菜園初心者でも育てやすい野菜です。保存期間が長いため、たくさん採れても使いみちに困らないのも嬉しいポイントです。コツをつかめば簡単に育てられますよ。ぜひ栽培にチャレンジしてみてくださいね。

ミョウガ栽培日記(いまいち編)!株分けのコツや害虫対策をご紹介!のイメージ
ミョウガ栽培日記(いまいち編)!株分けのコツや害虫対策をご紹介!
そうめんや冷奴に欠かせない薬味の一つ、ミョウガ。実は、コツさえ掴めば、育て方は難しくありません。とはいえ今年は、はじめての株分けと悪天候に苦しめられてしまいました。ここでは、ミョウガの株分けや害虫対策を始めとした育て方のコツを紹介します。
Rinka
ライター

Rinka

野菜は育てるのも食べるのも好き。狭いベランダにプランターを並べすぎて足場がない……

関連記事

Article Ranking