ボタンボウフウの食べ方
ボタンボウフウは、非常に強い香りが特徴です。この香りがなによりの魅力と言う人もいれば、そのために食べられないという人もおり、パクチーのように好みが分かれます。香りを活かすか抑えるかは、好みに応じて使い分けるとよいでしょう。特に肉類や油との相性がいいので、最初はこれらを試してみてください。
かき揚げが食べやすい
家族がまた浜でボタンボウフウ(長命草)を採ってきてくれた(笑)なのでまたかき揚げにしたよ(笑)
— えりこ No war ☆ ほんとうの愛ある世界へ。 (@yoriyori3) January 12, 2018
ボタンボウフウは天ぷらが一番美味しいよ😚✨
野生の長命草は、パワーも全然違いますっ。
そして椎の実ご飯😚✨ 美味しかったです♪ pic.twitter.com/06dgpkmWU7
ボタンボウフウの食べ方として定番なのが、天ぷらです。若い葉をさっと天ぷらにすると、ボタンボウフウ独特のくせもさほど気にならず、美味しく食べることができます。また、茎の部分を海老や人参と合わせてかき揚げにするのもおすすめです。カレーや汁物に入れることもありますが、いずれにせよ油を使う料理に入れると効果的です。
野草摘みも年中楽しめる
パセリを濃縮したような香りのボタンボウフウ
— 鯏🍄 (@Uguwi_bot) January 14, 2020
海辺でモサモサしてるのでらくちん採取 pic.twitter.com/npuRVWxLT4
ボタンボウフウは、海岸などに自生しているものを採取してきて食べることもできます。おすすめなのは、まだ若い葉を摘むことです。若い葉のうちは香りもさほど強くないため、オリーブオイルなどと合わせると生で食べることもできます。ただし多年草なので、根ごと掘って採取するのは避けましょう。
ボタンボウフウの仲間
ボタンボウフウは、セリ科に属しています。セリ科の植物の多くは、非常に栄養価が高く、また香りが強いことが特徴です。また、薬草として使われるものも多く含まれます。しかしよく似ているものが多いため、花だけを見てもなかなか区別ができません。そのため採取の際には、葉の形などを見るのが見分け方のコツです。
野菜としても人気のハマボウフウ
ハマボウフウは、セリ科ハマボウフウ属の植です。海岸に自生する薬草ですが、岩場を好むボタンボウフウとは逆に、ハマボウフウは砂地を好みます。ボタンボウフウに比べると香りが穏やかで、シャキシャキとした心地よい歯ごたえが特徴的です。そのため、刺し身のツマなどで人気の野菜です。
ギザギザの葉が特徴のアシタバ
アシタバは、セリ科シシウド属の野菜です。野菜として栽培される他、関東周辺の暖かい海岸沿いに自生しています。「今日葉を摘んでも明日には芽が出る」が名前の由来になるほど、生命力が強いことが特徴です。ボタンボウフウとの大きな違いは、アシタバの葉は細長くギザギザしていることです。
葉より根を食べるアメリカボウフウ
セリ科の中でも特に栄養価が高いものには、ボウフウと名付けられるものが多くあります。アメリカボウフウもその一つで、健康野菜として扱われる他、生薬としても利用されています。ボタンボウフウとは違い根の部分が利用され、主に煮込み料理で食べられます。また、葉の様子も異なっており、ギザギザで艶がありません。
まとめ
ボタンボウフウは、海岸沿いに自生する栄養豊富な薬草です。花期がくると小さな白い花を無数に咲かせるため、夏の岩場でひときわ目を引きます。長命草という別名のとおり、非常に栄養豊富で、また美容効果も期待できます。しかし独特の香りを持つため、美味しく食べるためには一工夫が必要です。
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出典:写真AC