昆布茶（自家製）の作り方！梅昆布茶も作れる？美味しくなるアレンジは？

ここでは昆布茶を使ったアレンジレシピを紹介します。前に触れたように昆布茶は、料理の調味料としてよく使用されています。昆布の旨味成分を持ち、粉末状なので使いやすいからです。昆布の塩味と旨味は、塩や醤油を控えたいときにも役立ちます。さらに出汁を取る時間を省けるので、料理の時短にもつながるという利点もあります。昆布茶のアレンジレシピをマスターして、家庭の食卓をランクアップさせましょう。

浅漬けは簡単に作れるうえに作り置きも可能なため、あと一品欲しいときにも重宝する料理です。野菜を漬けるだけで作れる「浅漬けの素」が市販されていますが、「塩分や添加物などが気になるので、手作りしたい」という方もいるでしょう。昆布茶を使えば、簡単にできるうえに減塩も可能ですよ。塩分調整が簡単に行えるのも、手作り料理のよさですね。

1. きゅうりは乱切りしたあと塩もみして、水分が出るまで置き、水気を取り去る。
2. きゅうりと昆布茶をポリ袋に入れて、冷蔵庫で冷やせば完成。
3. ラー油を入れて辛くしたり、お酢を入れてさっぱりさせたりと、アレンジしてもおいしい。

炊き込みご飯は材料を炊飯器に入れて炊くだけという、手作り料理のなかでも簡単な料理です。このレシピで使用する具材は、えのきたけ、油揚げ、人参とシンプルですが、それゆえに、それぞれの具材が持つ旨味と、昆布茶の旨味とが存分に活かされています。

1. 米は洗って水気を切り、油揚げと人参は小さく切る。すべての調味料を合わせておく。
2. えのきは3等分に切り、調味料に10分浸す。
3. 炊飯器に米とすべての具材を入れ、2合の水加減まで水を注いで炊く。
4. 炊き上がったら全体をよく混ぜる。器に盛って完成。

和食のイメージが強い昆布茶ですが、じつは洋食とも相性がよいです。前にも触れましたが、昆布茶はスパゲティー専門店で、隠し味としてよく使用されていました。パスタソースに混ぜるだけで、コクと深みが増すからです。このレシピは和風の味つけですが、カルボナーラやミートソース、ナポリタンや明太子とも相性がよいですよ。

1. スパゲティを茹でる。茹で汁は後で使うのでとっておく。
2. フライパンで豚肉としめじを炒め、しんなりしてきたら、茹で汁と調味料を入れてよく混ぜる。
3. 茹で上がったスパゲティをフライパンに入れて、具材と絡むようにしっかりと混ぜ合わせる。
4. 皿に移してネギをトッピングして完成。

パサつきやすいことが難点の鶏むね肉ですが、昆布茶で下味をつけると、とてもジューシーに仕上がります。このレシピのポイントは下味をしっかりとつけることです。時間がない場合は下味つけの際に、手でしっかりと揉み込み、小麦粉と片栗粉に市販の唐揚げ粉大さじ1を加えた粉をつけて揚げると美味しく仕上がります。

1. 鶏むね肉は一口サイズに切って調味料に漬ける。その後は冷蔵庫で2～3時間置く。
2. 食品用ポリ袋に小麦粉と片栗粉、下味をつけた鶏肉を入れる。肉に粉がまんべんなくつくように、よく振り混ぜる。
3. 肉に粉がなじんだら、180℃の油で揚げる。皿に盛って完成。

昆布茶はスイーツの隠し味にも使えます。昆布茶の塩味と旨味を上手に利用できれば、美味しさがアップしますよ。簡単なレシピですが、型の大きさやオーブンの機種によって焼き時間に差が出ます。竹串などを使って焼き加減を確認することを、忘れないでくださいね。

1. オーブンは170℃で予熱。チョコ、バター、昆布茶を湯せんにかけて溶かし、薄力粉、純ココア、ベーキングパウダーは合わせてふるっておく。
2. 泡立て器で卵と砂糖をよく混ぜる。そこへ溶かしたチョコを加えて、さらによく混ぜていく。
3. ふるっておいた粉を、もう一度ふるいながら入れて、よく混ぜたら生地のできあがり。
4. 完全に混ざった生地を型に流し入れ、予熱が完了したオーブンで焼き上げる。焼き時間の目安は20分。竹串を刺して生地がつかなければ完成。

昆布茶は飲み物としてだけでなく、料理の調味料としても大いに活躍してくれる素敵な存在です。ここで紹介したレシピ以外にも、いろんな料理に利用できますよ。飲んで楽しむのもよいですが、手作り料理のランクアップにもお役立てくださいね。