夏バテ解消に役立つ食べ物5選!食欲不振のときでも食べやすい食材は?

夏バテ解消に役立つ食べ物5選!食欲不振のときでも食べやすい食材は?

日本の夏は高温多湿なため、毎年「夏バテ」と呼ばれるさまざまな体調不良に悩まされる方が後を絶ちません。今回は夏バテの諸症状や、予防や解消に役立つ栄養素を持つ食べ物、夏バテ解消に効く食べ物を使った、食欲不振のときでも食べやすい料理のレシピを紹介します。

記事の目次

  1. 1.夏バテとは?
  2. 2.夏バテの症状とは?
  3. 3.夏バテ予防・解消におすすめの食べ物5選
  4. 4.夏バテ予防・解消に効くレシピ4選
  5. 5.まとめ

夏バテ予防・解消におすすめの食べ物5選

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ここからは、夏バテ予防・解消におすすめの食べ物について紹介します。夏バテを防ぐために考えられる対応策といえば、まずは食事内容の改善があげられます。夏バテとは、猛暑がもたらす数々の体調不良です。それらを防ぐ効果が高いとされる栄養成分を含んだ食材を、普段の食事に積極的に取り入れていきましょう。

おすすめの食べ物①豚肉

フリー写真素材ぱくたそ

豚肉は夏バテを防ぐスタミナ源として、非常に重要な食材です。その理由は豚肉がタンパク質、ビタミンB1、脂質、ナイアシンという栄養成分を、豊富にバランスよく含んでいることにあります。このなかでも夏バテに有効とされているのが「疲労回復のビタミン」と呼ばれるビタミンB1と、かつては「ビタミンB3」と呼ばれていたナイアシンです。

疲労回復効果が期待される栄養素

ビタミンB1には糖質の代謝を促進し、神経や筋肉の機能の正常な活動を助ける効果があるとされています。このため、疲労回復効果が期待できるというわけです。ナイアシンは、糖質や脂質などの栄養素をエネルギーに変換する役目を担う成分で、やはり疲労回復効果が期待されています。ゆえに、炭水化物や野菜と一緒に豚肉をしっかり摂取できる食事をとれば、夏バテを防ぐ効果が高まるでしょう。

糖質を摂取できる炭水化物、豚肉にはない栄養素を含む野菜たちをバランスよくそろえれば、夏バテ予防効果が高まりますよ。

エネルギー代謝に必要な糖質や、豚肉にはない栄養素を取り入れれば、体内のエネルギーがより効率よく生み出されるというわけだね。

おすすめの食べ物②うなぎ

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夏バテを防ぐ食材として、よく名前があげられるのがうなぎです。夏の土用の丑の日には、うなぎを食べるのが定番とされていますね。実際、うなぎは夏の疲れに効く栄養素を豊富に含んでいます。まず、上記でも触れた、エネルギー代謝で重要な役目を担う栄養成分であるビタミンB群です。豚肉と同じく、うなぎにも豊富に含まれています。

ビタミンAやビタミンEにも注目

うなぎが持つ栄養素はビタミンB群だけではありません。ビタミンA、ビタミンDも豊富です。ビタミンAは目や皮膚の粘膜を正常にたもち、免疫力を高める働きがあることから、夏風邪の予防効果を期待されています。ビタミンEは強力な抗酸化作用を持ち、血行をよくする効果があるため、細胞の劣化を防ぎ、蓄積した疲労物質のすみやかな除去が期待されます。

また、抗酸化作用が強く、老化を予防するビタミンEも豊富なので、紫外線対策にもぴったり。さらに、皮膚や粘膜を健康に保つビタミンAも多く、夏カゼなどの感染症の予防としても効果的です。

ただしうなぎは高脂肪高カロリーな食材でもあります。食べ過ぎると健康によくありません。

近年は漁獲量の低下などが原因で、高価な食材になっているからね。経済的にも厳しいよ。

うなぎについては、いつもよりも豪華なランチとして食べるなど、たまの贅沢として食べるほうがよいでしょう。

おすすめの食べ物③レバー

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レバーも栄養価が高く、夏バテに効く成分が多く含まれている食材として知られています。タンパク質やビタミンB群のほか、鉄分などのミネラルを豊富に含んでいるのが大きな特徴です。特に鉄分は女性に不足しがちな栄養成分でもあるので、普段から積極的に摂りたい栄養素ですね。レバーには前にも触れた栄養成分ナイアシンも含まれていますので、疲労回復効果も期待できますよ。

高栄養食材だが下処理が面倒

レバーは貴重な栄養成分を豊富に含みますが、独特の風味やクセが強いため、好き嫌いがわかれる食材でもあります。また、独特の風味やクセを和らげるために、調理する際には手間のかかる下処理が必要です。このため、栄養価の高さを理解していても、家庭で料理することには難色を示す方もいるでしょう。その場合はランチタイムの外食や、焼き鳥などの惣菜を利用することをおすすめします。

おすすめの食べ物④夏野菜

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野菜は「旬の時期に食べるのが一番よい」といわれています。旬の時期がもっとも味がよく、栄養価も高いからです。量も豊富なので、手頃な価格で購入できる点もありがたいですね。しかも旬の野菜が持つ栄養素は、その時期にもっとも必要とされるものであることがほとんどです。実際に夏野菜には水分や、体内の細胞の浸透圧を維持する働きを持つカリウムなど、夏に必要な成分が含まれています。

生でも食べられる夏野菜たち

夏野菜の代表格としては、トマト、ゴーヤ、キュウリ、オクラ、ナスなどがあげられます。トマトやキュウリなどは生でも食べられるので、食欲不振なときや、料理が面倒なときなどは、冷やしてそのまま食べるのもよいでしょう。夏に不足しがちな栄養素を手軽に摂取できますよ。食欲不振なときこそ、簡単で食べやすく、栄養が摂れる食事をすることが夏バテしないコツです。

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おすすめの食べ物⑤梅干し

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梅干しは昔から「医者いらず」と呼ばれたほど、健康面に高い効果を発揮する食材とされてきた食材です。夏バテに対しても有効であるといわれています。その秘密は独特の酸味のもとでもあるクエン酸です。クエン酸は唾液や胃液の分泌を促す効能があることから、食欲増進効果を期待されています。

それとクエン酸には、体内にたまった疲労物質を分解する作用があるんだ。だから夏の疲れに効くといわれているんだよ。

夏の弁当にもおすすめ

梅干しといえば、弁当にもよく入っていますね。これは梅干しがご飯によくあうからだけではなく、食中毒を防ぐためでもあります。梅干しに含まれているクエン酸やカテキン酸には、抗菌・滅菌作用や整腸作用があるので、食材が傷みやすい夏の季節でも、食中毒を予防する効果が期待されるからです。夏のランチタイムの弁当作りに、梅干しを積極的に利用しましょう。

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