トラディスカンティアの増やし方
増やし方①挿し木
植物の増やし方には、いろいろな方法がありますが、植物の種類によって使う方法が違います。トラディスカンティアの場合は、挿し木(挿し芽)と株分けが一般的です。まずはトラディスカンティアの挿し木のやり方を紹介します。適期は4月~9月です。
挿し木での増やし方の手順
- 茎を4節~5節くらいの長さに切り取る。下の葉を落として挿し穂にする
- 育苗ポットに赤玉土を入れ、挿し穂を挿す
- 明るめの半日陰で、水切れしないように管理する
- 7日~10日で発根する。発根したら鉢などに植え替える
増やし方②株分け
株分けは、大きく育った株を使って増やす方法です。株を分割するため、一度に多くは増やせません。増やし方というよりは、育ち過ぎた株を整理し、若返らせる方法と考えたほうがよいでしょう。適期は挿し木と同じく4月~9月です。
株分けでの増やし方の手順
- 鉢から株を取り出し、古い土を1/4~1/3くらい落とす
- ハサミなどで2株~3株に分割し、茎葉も1/3くらいまで切り戻す
- 分割した株を用意した鉢に植え付け、明るめの日陰で1週間管理する
- しおれなかったら株分け成功。別の鉢や庭に植え替える
まとめ
トラディスカンティアは、冬越しや先祖返りなどに注意すれば、育て方も増やし方も容易な植物です。葉が美しい植物ですが、かわいい花を咲かせる品種もあります。機会があれば部屋や庭を彩る植物に加えて、美しい葉姿を楽しみましょう。
出典:写真AC