ブロメリアの人気品種
ブロメリアは約3200種類もあるので、せっかく育ててみたいと思っても、実際何がいいのか迷ってしまうという方もいるのではないでしょうか?今回はブロメリアの中でも人気の品種を3つご紹介します。ブロメリアが少しでも気になる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
①ネオレゲリア
ネオレゲリアはブロメリアの中でも人気の品種で、色鮮やかな葉色が特徴的な観葉植物です。日光に当たるとより一層色鮮やかな葉になりますよ。
ネオレゲリア・ファイヤーボール
ネオレゲリア・ファイヤーボールは、ネオレゲリアの中でも昔から生産されており、人気な品種です。真っ赤で色鮮やかな葉はとても魅力的ですよ。
②ティランジア
ティランジアはエアプランツとして親しまれている人気の品種です。土がいらないためインテリアにも向いており、葉から水分を吸収する特性から葉色が銀色がかっているのも特徴です。
ティランジア・キセログラフィカ
キセログラフィカはティランジアの王様と言われており、独特なフォルムが人気の品種です。エアプランツをお探しの方はぜひ1度見てみてください。
③ビルベルギア
ビルベルギアはタンクブロメリアの中でも硬葉な品種で、その個性的な模様や見た目が人気の注目株です。またインテリアとしてもスペースを必要としない点もビルベルギアが人気の理由のひとつです。
ビルベルギア・ダースベイダー
ビルベルギア・ダースベイダーは、1997年に作られ大ヒットした交配品種です。光が強いほど葉が黒くなるのが特徴です。
ブロメリアの育て方
園芸初心者にとっても、ブロメリアの育て方はそれほど難しくありません。しかし正しい育て方をしないと、枯れる恐れもあります。そのためここからはブロメリアの基本的な育て方をご紹介します。なおそれぞれの育て方について詳しく知りたい方は、以下のページも参考にしてみてくださいね。
- ネオレゲリア(タンクブロメリア)
- ディッキア(グラウンドブロメリア)
- ティランジア(エアブロメリア)
用土
基本的に観葉植物用の土であれば何でも構いません。しかし種類によって多少の好みの違いがあります。タンクブロメリアのネオレゲリアは、ヤシ殻やココチップなどの通気性や水はけが良い用土を好み、グラウンドブロメリアのディッキアは、赤玉土に軽石や少しの腐葉土を混ぜた土を好みます。
置き場所
屋外の場合
春〜秋は、ブロメリアのほとんどが屋外で栽培することができます。基本的には雨に当たっても構いませんが、真夏の暑い時期には、葉焼けに注意してください。
屋内の場合
ブロメリアは日陰では育たず枯れる恐れがあるため、日が当たる窓際に置くことをおすすめします。しかし屋外と同じく夏場の直射日光による葉焼けには気をつけましょう。
水やり
基本的に鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりをしてください。頻度の目安としては、春〜秋は毎日水やりをして、冬は週に1回程度は水やりをしましょう。
タンクブロメリア
タンクブロメリアは葉が大きく広がっており用土が濡れにくい傾向にあります。そのため葉の間から用土にも水が行き渡るようにたっぷりと水を与えましょう。またタンクブロメリアは、水やりの際溜まっていた水を洗い流すように水やりをしてください。洗い流すことでボウフラや苔の発生を防ぐことができますよ。
グラウンドブロメリア
グラウンドブロメリアは用土が乾かないよう、毎回たっぷりと水やりをしてください。常に水を切らさないよう栽培することで、枯れることなく元気に育ってくれます。
エアブロメリア
ティランジアは全体が濡れるよう与えて、その後風に当てて乾くよう管理しましょう。通気性が良くないと枯れる恐れがありますので注意してくださいね。またトリコームの多い銀葉タイプは、株元から水を与えるようにしてください。そうすることでトリコームが剥がれずにきれいな状態を保ってくれます。
肥料
ブロメリアは基本的に肥料をやらなくても問題ありません。観葉植物は一般的に肥料を与えるとよく育ちますが、ブロメリアについては肥料を与えずゆっくりと成長させる方が上手く育つ場合もあります。そのためもしも肥料を与える際は、それぞれに合った形を調べてから与えるようにしてくださいね。
病害虫
ブロメリアは全般的に丈夫で、病害虫の被害に合うことはレアですが、もちろん病害虫の被害で枯れる可能性もあるため、日頃から気をつけましょう。主にカイガラムシやハダニ、その他にもナメクジが発生する場合があります。なおもしも発生した場合は、割り箸で取り除くか、被害大きければ薬剤散布で対処してください。
殖やし方
ブロメリアの花が咲いたら、世代交代のタイミングです。ここからはそれぞれのタイプ別に殖やし方をご紹介します。ブロメリアの中には入手しづらいレアなものもあるため、正しい殖やし方を学んで、ぜひ命を繋げていきましょう。
タンクブロメリア
タンクブロメリアは株分けをして増やすことができます。開花後しばらくすると親株から子株が出てくるので、親株の半分ほどのサイズになったら親株から切り離して植え替えてください。なお子株が小さすぎるときに切り離すと、成長が遅くなるため注意してくださいね。
グラウンドブロメリア
グラウンドブロメリアは、種まきや株分けで増やすことが可能です。しかしエンコリリューム属の観葉植物は子株が出ないため種まきで増やしましょう。グラウンドブロメリアは開花後に種がしっかりと出来るので、種まきで実生を楽しむのはいかがでしょうか?
エアブロメリア
エアブロメリアの多くを占めるティランジアは、基本的に簡単に殖えて群生していきます。しかし大きくなりすぎた場合や殖やしたい場合には、株分けをして殖やしましょう。また種類によっては子株を出さずに種で殖えるものもあるため注意してください。
まとめ
ブロメリアは個性的な見た目が魅力的な観葉植物です。しかしタイプによって見た目や育て方も異なり、知れば知るほど奥が深いですよね。日本では入手しづらいレアなものも多いので、ぜひ園芸店でブロメリアに出会った際は手に取ってみてください。
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ブロメリアに興味はあるけど、どんなものがいいかなぁ…?