春の果物⑨ブドウ
ブドウも春~夏にかけて旬を迎えるフルーツの1つです。
基本情報
分類 | ブドウ科ブドウ属のつる性落葉低木 |
時期 | 5月~10月 |
品種 | 巨峰、マスカットなど |
産地 | アメリカ、チリ、日本など |
ブドウの特徴
ブドウはとても種類の多い果物です。果実の皮の色も「黒」「赤(紫)」「緑(白)」と3種類あります。ブドウの果実は、はじめは緑色をしていますが、そこから作られる色素が異なり、「黒」「赤(紫)」と変化します。なお「緑(白)」のみ色素が作られません。品種によって出荷時期が異なり、ピークを迎えるのは6月~10月ですが、早いものでは春の5月から収穫が始まります。
ブドウの食べ方
食べる直前に少しだけ冷やす
果皮の色にかかわらず、ブドウは生で食べられます。皮をつるっとむき、そのまま食べましょう。冷蔵庫などで冷やしすぎてしまうと甘みが感じられなくなることがあるため、食べる直前に冷やすのがおすすめです。「黒」「赤(紫)」「緑(白)」の3種類すべてを並べると、とても華やかな雰囲気が漂うでしょう。
コンポートなどのデザートとして
種なしのピオーネという品種を使えば、デザートとしてコンポートなどを作れます。できあがったコンポートは赤紫色のきれいな色をしており、デザートだけではなく来客のおもてなしにもぴったりです。
まだ続きます!春の果実を見ていきましょう!
春の果物⑩マンゴー
マンゴーは南国の果物として有名なフルーツです。実際に、輸入も南国からが多く、南国に旅行に行くとあちこちで販売されているのを見かけるえしょう。そんなマンゴーも春に旬を迎えるフルーツの1つです。
基本情報
分類 | ウルシ科マンゴー属の樹木 |
時期 | 4月~8月 |
品種 | アップルマンゴー、キーツマンゴーなど |
産地 | メキシコ、タイ、日本など |
マンゴーの特徴
マンゴーは南国のフルーツとして知られていますが、日本でも九州や沖縄などで栽培されています。国内で出荷されるものは5月~7月にピークを迎えます。マンゴーは品種が多く、果皮も「黄色」「赤」とさまざまな色があり、日本で主に栽培されているマンゴーは赤い果皮の「アーウィン種」です。
北海道で栽培されるマンゴーがある!
マンゴーは南国のフルーツとしてのイメージが強く、実際に主な産地は南国でもあります。しかし、実は南国のイメージからはかけ離れた北海道で栽培されているマンゴーがあるのです。ハウス栽培され、旬の時期も春や夏ではなく冬です。また、南国や温帯でも常に暑さが維持できないため、温泉熱を使って栽培されています。
マンゴーの食べ方
ヘタを避けて縦に切ると種にぶつからない
マンゴーは真ん中(ヘタの真下)に種が入っており、その部分を避けるように縦に刃物を入れて、カットしていきます。そこから、縦と横に賽の目状に包丁を入れる方法と、そのままスプーンでくりぬいて食べる方法があります。食べやすい方を選んで味わってくださいね。
ズムージーにする
マンゴーはスムージーにしてもおいしいです。生産地である南国では、マンゴージュースが露店で売られています。ミキサーを使ってスムージーにして飲むのもおすすめの方法です。
春の果物⑪メロン
ウリの仲間で知られるメロンも春~夏にむけて旬を迎えるフルーツです。
基本情報
分類 | ウリ科キュウリ属の一年草草本 |
時期 | 4月~9月 |
品種 | アンデスメロン、夕張メロンなど |
産地 | メキシコ、アメリカ、日本など |
メロンの特徴
メロンは網目模様が特徴のウリの仲間のフルーツです。メロンは「赤肉系」「緑色系」「白色系」の3種に果肉の色が分かれます。また、メロンは表面の網目が特徴ですが、網目がない品種のメロンも栽培されています。
メロンの網目
メロンの網目は、果肉が果皮より大きくなろうとした結果、ひび割れてしまったものです。このひび割れを防ぐために、ひびがコルク層となります。そのため、網目模様になるのです。網目がきれいに入っているメロンは手間がかけられている証拠でもあり、おいしいメロンといわれています。
高級なメロン
メロンは、高いというイメージがある人もいるかもしれません。確かに、品種によっては値段もあがります。その理由は、1株につき、1つのメロンしか成長させないからです。たった1つだけ残したメロンにすべての栄養素が行くようにしているため、高級なメロンとして販売されます。
メロンの食べ方
メロンをおいしく味わうなら、完熟したメロンを選びましょう。完熟したメロンは糖度が高く、十分な甘さがあります。メロンを半分に切り、種を取り除いて食べる方法がおすすめです。
春の果物⑫ライチ
ライチは、南国や中国で栽培されている果物です。そんなライチも春に旬を迎える果物でもあります。
基本情報
分類 | ムクロジ科レイシ属の常緑高木 |
時期 | 4月~8月 |
品種 | 黒葉、ブルースターなど |
産地 | 台湾、中国など |
ライチの特徴
ライチは果皮の表面が赤く、うろこ状になっている果実です。流通しているもののほとんどが輸入品ですが、ごく少数、沖縄や鹿児島などで栽培されています。ライチは収穫期間が1カ月と短いことも特徴です。ライチには楊貴妃が好んで食べたという逸話があります。
レイシという名前
ライチは、レイシとも呼ばれています。日本では本来の名前の「レイシ」として登録されていますが、近年はほかの植物との混同を避けるために、一般的にはライチの名前で呼ばれています。
レイシの名前を持つ植物は「ゴーヤー」です。「ゴーヤー」の標準和名が「ツルレイシ」です。
ライチの食べ方
ライチは、皮をむいて中の白い果肉を食べます。ライチの皮は薄く、手で簡単にむけます。ライチは、そのまま食べるのが一般的な食べ方です。
まとめ
春に旬を迎える果実は、国内で収穫できるものであったり、原産地の南国から輸入されていたりするものがあります。しかしし、基本的にはその時期しか食べられない果実です。ぜひ、春が来たら機会を逃さずに食べてくださいね。
巨峰が「黒」、デラウエアが「赤(紫)」、マスカットが「緑(白)」の果皮です。