キウイの品種
では次に、キウイの品種を5つ紹介します。キウイは日本に伝わってから、日本の気候で栽培できるよう独自に品種改良されてきました。品種によって酸味のあるものから甘みの強いものまで、味もさまざまです。果肉の色が緑だけでなく、黄色の品種があるのもキウイの特徴の1つです。
ゼスプリゴールド
ゼスプリゴールドは甘みが強いゴールドキウイで、名前の通り果肉の色は黄色です。ビタミンCを特に多く含み、1個でレモン8個分のビタミンCを摂取できます。4月末から9月末にかけてスーパーなどの店頭に並びます。キウイの中でも特に美容と健康によく、味も甘いので、とても食べやすい品種です。
ベビーキウイ
ベビーキウイは、大きさがミニトマトほどしかない小さなキウイです。皮も薄く柔らかいので、手で半分にちぎって食べられます。味は果肉は甘みが強く皮は酸味があり、全体的に濃いと感じます。国産のベビーキウイはまず手に入らないため、輸入果物を扱うお店でアメリカ産やチリ産のものが販売されています。しかし、旬の時期がアメリカ産は9~10月、チリ産は2~3月と短いため、購入の際は注意しましょう。
アップルキウイ
アップルキウイは、りんごのような形をしたキウイです。生産量が少ないため市場にはあまり出回りません。味は酸味が控えめで、甘みが強いです。また、キウイの特徴である皮の毛がなく、表面がつるんとしています。形がかわいいので、贈り物として人気があります。
サンゴールド
サンゴールドは、ゼスプリゴールドよりもジューシーな味わいが特徴のキウイです。果肉の色が黄色で、味は甘みと酸味のバランスが絶妙です。俵のような形をしており、皮に毛がありません。甘みも酸味も両方味わいたいという方におすすめです。
ヘイワード
一般的にキウイというと、このヘイワードという品種を指しています。国内でも多く生産され、ニュージーランド産が入ってこない9~4月に店頭に並びます。表面は毛で覆われており、果肉の色は緑です。甘みとともにしっかりとした酸味があるのが特徴で、熟すにつれて酸味が薄まります。キウイが酸っぱいというイメージをもつ人は、おそらく熟していないヘイワードを食べています。熟した頃を見計らって食べると、甘みと酸味のバランスがとれておいしいです。
おいしいキウイの見分け方
最後においしいキウイの見分け方について紹介します。おいしいキウイの特徴は、形がきれいな楕円であることと、皮にまんべんなく毛が生えていることです。また、皮の色は濃い茶色より薄茶色のものの方がよく、軽く握ったときに弾力を感じたら食べごろです。もし硬い場合は、20℃前後の部屋に置いておくと、追熟して柔らかくなります。
まとめ
キウイは栄養分豊富で、健康的な生活には欠かせないフルーツです。多くの品種が開発され、味や形、大きさ、果肉の色がさまざまです。朝食の時にヨーグルトと一緒に食べるなどして、普段の食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。
出展:写真AC